いつもと暮らし

【今日の一輪】「クリスマスローズ」いたわりの表情に隠された過去

クリスマスローズの名で親しまれるこの花は、いつも俯きがちに咲いています。かつてヨーロッパの地で騎士たちは戦場に赴く際に、恋人にこの花を贈り旅立っていきました。

荒れた土地でも自生するたくましさと、旅立っていく男たちの無事を祈る姿から、彼女たちは「追悼」や「いたわり」、「私を忘れないで」という花言葉を背負っています。

燦々と降り注ぐ太陽へ向かうのではなく、物陰にそっと身をひそめ、俯きがちに想いを巡らせたとしても、そこにあるのは悲しみではなく深い受容と、承諾のまなざしばかりです。

お花のこと

名前:クリスマスローズ
種類:学名「ヘレボルス」キンポウゲ科
季節:1月〜4月
花言葉:「追悼」「慰め」「私を忘れないで」

ご協力していただいたお店

milcah
住所:東京都世田谷区代沢5-36-12
アクセス:京王井の頭線・小田急小田原線「下北沢駅」南口より徒歩5分
電話:03-5787-6699
営業時間:11:00~20:30
定休日:毎月第1、3木曜日、年末年始、お盆
公式HP:milcah公式サイト
■参考:【花屋】下北沢「milcah」‐ 野菜のように花を選び、職人のように花と向き合う ‐

書いたひと

中條 美咲(なかじょう みさき)
昭和64年1月3日生まれ。2014年 暮らしの中で出会ったものや人、そこから感じたことを文章で伝えていきたいと思い「紡ぎ、継ぐ」というブログを始める。” 見えないものをみつめてみよう。” ということをテーマに、書くことを通じて多くの出会いに触れながら、感じる力を育てていきたい。現在は「灯台もと暮らし」と「大人すはだ」にてライターとして活動中。

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