いつもと暮らし

【今日の一輪】圧倒的存在感と風格を持つ「プロテア」が花開くまで

堂々とした立ち姿から、ギリシャ神話の変幻自在の海の神「プロテウス」にちなんだ名を受け継いだのが、花とも枝ともつかぬ荘厳な姿の、その名も「プロテア」。

海の神「プロテウス」は、自身の持つ未来を予言する能力を持ちながら、多くの動物や自然現象に姿を変身させては、予言を求める英雄たちの目をかいくぐってきたのだそうです。


プロテウスと同様、お花のプロテア属も変異が多いのです。アフリカのような高温湿地な場所で、芽が出てから花が咲くまで最低でも5年はかかるような過酷な環境で、姿かたちを変えながら、生き残ってきました。

じっくりと腰を据え、沈黙を守って花を咲かすプロテア。そのエネルギーからみなぎる「風格」は、咲く場所がアフリカから日本に移動しても、変わることはありません。

お花のこと

名前:プロテア(キングプロテア)
種類:ヤマモガシ科プロテア属
季節:5〜10月(花期)
花言葉:「風格」「自由自在」「豊かな心」

ご協力していただいたお店

milcah
住所:東京都世田谷区代沢5-36-12
アクセス:京王井の頭線・小田急小田原線「下北沢駅」南口より徒歩5分
電話:03-5787-6699
営業時間:11:00~20:30
定休日:毎月第1、3木曜日、年末年始、お盆
公式HP:milcah公式サイト
■参考:【花屋】下北沢「milcah」‐ 野菜のように花を選び、職人のように花と向き合う ‐

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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