いつもと暮らし

【今日の一輪】「シャンプージンジャー」の甘い香りは、慕われる愛の象徴

べっこう細工のように完成された姿の花。

この茎を、最初に折って、髪の毛に塗り込んだ人は、どうしてそんな行動を思いついたのでしょう?

もしかすると、この花の甘い香りに引き寄せられたからかもしれません。あらゆる香りは、多くの植物にとって、種を絶やさず残していくための、むき出しの生命力の象徴のよう。

シャンプージンジャーの持つ、ふわりと広がる甘い香りは、いつでも同じように香るわけではありません。それらは夕暮れの訪れとともに、豊かに香りを放ちます。茎を折ると、石鹸のような液体が出て、シャンプーのように、(実際には髪は洗い流さないけれど)香りづけとして使われたのだとか。

ついつい身にまといたくなってしまう甘い香り。目に見えないからこそ、人々の心を豊かに満たし、深く慕われ、愛され続けるのでしょうか。

このお花のこと

名前:シャンプージンジャー(別名:ハナサクシュ)
種類:ショウガ科ショウガ属
開花時期:8〜10月
花言葉:「豊かな心」「慕われる愛」「無駄なこと」

ご協力していただいたお店

COUNTRY HARVEST
住所:東京都港区南青山3-13-13 丹野ビル1F
アクセス:東京メトロ千代田線表参道駅A4出口より徒歩2分
電話:03-5410-1481
営業時間:10:00~20:00(日祝10:00~18:00)
定休日:不定休
公式HP:COUNTRY HARVEST

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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