いつもと暮らし

【今日の一輪】「シュウメイギク」と恋のはじまり、薄れゆく愛

小さくてぷっくりとした薄桃色の蕾は、今にも開きだしそうな気配を漂わせているにも関わらず、「薄れゆく愛」という花言葉を持つ、シュウメイギク。

あんなに好きだったはずなのに、少しずつ少しづつ、開きかけた蕾が満開になることなく、しゅんと萎んでいく。恋や愛の幕引きと同時に、儚げにほのかな香りを残します。恋のはじまりや、愛の真っ只中にいる時には、まさかそんな気持ちになるなんて、考えることは少ないのかもしれません。

まっすぐと美しく茎を伸ばすシュウメイギクの姿は、薄れゆくもの、薄れゆくままに忘れ去ってしまった気持ちを呼び起こします。消えてしまった想いに再び明りを照らす、物憂げな秋にぴったりのお花です。

このお花のこと

名前:シュウメイギク(別名:貴船菊)
種類:キンポウゲ科イチリンソウ属
開花時期:9~10月
花言葉:「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」

ご協力していただいたお店

BALANCE FLOWER SHOP
住所:神奈川県横浜市中区住吉町2-17
アクセス:JR京浜東北線関内駅南口出口より徒歩5分、東急みなとみらい線日本大通り駅県庁出口より徒歩7分
電話:045-681-2187
公式サイト

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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