いつもと暮らし

【今日のひとしな】深いブルーに魅せられて。陶芸家・木村勲の「祝い皿」

この器に何を飾ろう。

春の花を青に浮かべて、旬の野菜を優しく焼いて。それとも海で採れた新鮮な魚をお造りにして、綺麗にそっと盛り付けようか。

群馬県との県境、木々が優しく揺れる埼玉県児玉郡の山奥で、「実に朴訥(ぼくとつ)で美しい」と評される陶芸家・木村勲さんの器は焼かれます。こだわりの薪窯が焼き上げる土の器は、季節の変化や微妙な灰のかかり方で、一枚いちまい表情が変わります。

何を飾ろう。どう使おう。用途も含め、語りかける言葉も色も、それぞれの器によって違っていく。

彼の器は、まさに世界でただ1つの器。たくさん種類があるけれど、鮮やかな青い色の「祝い皿」は、器は日常の道具を超えて、暮らしを豊かにする仲間のようだと思わせてくれる特別な器です。

使い途を使い手の想像力に委ねる。そこまで含めて、たくさんの人に愛される大きな大きな青い色。

イラスト/おすぎ

この器を作った人

木村 勲(きむら いさお)
参考価格:「祝い皿」7,560円(税込価格)
取材協力:日本百貨店 http://nippon-dept.jp/
日本百貨店Facebookページ https://www.facebook.com/nippondept

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伊佐 知美

旅するエッセイスト、フォトグラファー。1986年生まれ、新潟県出身。世界中を旅しながら取材・執筆・撮影をしています。→ さらに詳しく見る

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