いつもと暮らし

【今日の一輪】夕日に秋の訪れを感じる「コスモス」と私|長野県戸隠

長野県戸隠で暮らす栗原健さんによる、季節の花と地域の魅力を伝える「今日の一輪」。今回の一輪は、コスモスの花です。

時計を見ると、まだ18:03。日が短くなりました。ヒマワリが咲くまぶしい夏から、季節は着実に進んでいます。

キク科コスモス属の一年草であるコスモスは、「秋桜」の和名のとおり秋の訪れを感じさせる花。その理由は、コスモスが短日植物だからです。夏至を過ぎて日が短くなると、花を咲かせる準備をはじめます。

季節の移ろいを感じ、さりげなく咲いてみせるコスモス。「謙虚」という花言葉はよく似合っていると思います。砂鉢山の夕日を眺めながら私が感じたことを、コスモスも感じていたはず。「日が短くなりました。そろそろ咲きますか」なんて。

変わり続ける花の気持ちを考えるのは、楽しいことです。自然や環境の変化にたいして、小さな楽しみを見つけて、謙虚な姿勢でつき合っていきたいと思います。

このお花のこと

名前:コスモス
種類:キク科コスモス属
開花時期:7月〜11月
花言葉:「乙女の純潔」「謙虚」「調和」

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探求者

クリハラ

フォトライター。植物目線なライフスタイルマガジン「私的植物生活概論」を運営、灯台もと暮らしで「今日の一輪」を連載中。

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