2017年6月から始まった「鳥取メディア研究部~ぼくらが伝える、鳥取(以下、鳥取メディア研究部)」。7月22日(土)に、第2回が開催されました。

鳥取メディア研究部メインビジュアル

同プロジェクトは鳥取県と日本財団が実施している「県の魅力の再発見・価値の創造」プロジェクトの一環で、主催はTom Cat(Tottori media creative action team)(*1)。「灯台もと暮らし」も協力しています。

(*1)Tom Cat:一般社団法人ワノクニ、とっとりずむ、鳥取マガジンが協働する鳥取メディアクリエイティブアクションチームの略称。

会場となったSAKAE401の入り口にあった看板

SAKAE401の入り口

今、これを読んでいるあなたは、この記事をどこで見つけて、リンクをクリックして、いまこの文章を読んでいますか?

とっとりずむ」や「鳥取マガジン」などのウェブメディアや誰かの個人ブログから来てくれた方もいれば、灯台もと暮らしの公式SNSや誰かのTwitterやFacebookといった各種のSNSから来てくれた方が多いのではないでしょうか。

ウェブメディアやブログの記事を見てもらうためには様々な方法がありますが、2017年現在、特に重要とされているのがSNS。今回は「SNSを活用して情報発信をする方法」というテーマです。

講師は、女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン「箱庭」編集部の森史子さん。

森さんのサムネイル

森 史子(もり ふみこ)

「箱庭」編集部。1981年生まれの35歳。石川県金沢市出身、東京都在住。石川工業高等専門学校建築学科卒業後、住宅の窓をつくっているメーカーの商品企画部、ネットリサーチの会社を経て、箱庭の運営会社であるRIDE MEDIA&DESIGN株式会社に入社。

講座の後半には「灯台もと暮らし」編集長の伊佐知美も参加しました。

当日のタイムスケジュール

14:00〜 はじめに「TomCat」小谷さんからのごあいさつ
14:05〜 森さんの講座スタート
15:00〜 伊佐を含めた対談形式の講座
16:00〜 ワークショップ

それではさっそくですが、講座の内容を少しだけ、おすそ分け。

森さん

森さん登壇中の様子

「箱庭」編集部・森さんによる「SNSを活用して情報発信をする方法」

 こんにちは。ウェブマガジン「箱庭」編集部の森史子と申します。今日は初めて鳥取に来たのですが、すごく海がきれいなところだなと思いました。本日は、よろしくお願いします。

箱庭は、読者の約7割が20代から30代の女性です。今現在は、Facebookページのいいね数が7万3,000、Instagramがフォロワー数1万1,000。Twitterのフォロワー数が8,000。メディアと合わせて様々なプロジェクトを展開していて、「箱庭のガッコウ」という、スクールも不定期で開催しています。

記事執筆はもちろん、取材、撮影、SNSの発信もすべて自分たちでやっています。企画営業もやってますし、タイアップ案件の進捗管理、ディレクターもやります。様々なところを全部自分たちでやっているのが特徴です。

編集長・伊佐が参加したトークセッション

森さんと伊佐知美

伊佐 灯台もと暮らし編集長の伊佐と申します。じつはわたしも、もともとは箱庭のガッコウの卒業生で、3年くらい前に参加しています。よろしくお願いします。

 箱庭はメディアではTwitterのフォロワーは8,000くらいですけど、伊佐さんは個人で5,800フォロワー。個人の発信力としては伊佐さんすごいなということで、今回一緒に対談できればなと思いました。

伊佐 お声がけいただき、ありがとうございます!

とにかく記事を読んでもらうためには写真が重要

箱庭の資料1

伊佐 SNSの全トラフィックの7割が写真起点なんですね!

 そうなんです。わたしたちがTwitter、Facebook、Instagramで発信する上で、すべてに共通して大切にしているのが、写真です。

伊佐 本当にそうですよね。120%同意です。

 どの写真にするか、どれをSNSに投稿するかは、本当に気をつけてやってます。もともと記事に載せる写真も私たちは気を遣っているのですが、特に、SNSに投稿する写真はどれにするか悩んだら周りに聞くようにしていますね。

伊佐 Facebookのいいねって、記事の内容をいいねしてるかというと怪しくて、写真にいいねしてることが多いんですよね。どんなに記事の内容がよくても、最初の1枚の写真で意識を向けるかどうか、中身を読むかどうか決まっちゃう。

森さんと伊佐知美2

 まず重要なのは画像のサイズ。撮影時にサイズを考える必要があって、正直はじめの頃は全然考えてなくて(笑)。

伊佐 わかります。全然考えてなかった。

 変なものが映り混んだりしてたんですけど(笑)。特にFacebookは、ちょっと横長なんですよ。それに合わせ撮影する必要があるので、あとでトリミングできるように、少し引いて撮ったほうがよいですね。

取材のときにあらかじめ、Facebookに表示される形を考えておくんです。

伊佐 うんうん。写真が得意でなければ、最初は真似しちゃうのもよいと思います。好きなウェブメディアや雑誌を参考にしてみたりとか。

 もうひとつポイントになるのが、スマホで見る方が多いので、写真は小さく見えるわけですよね。なので、1枚の写真にいろいろ写り込んでいると、なんだかよく理解できないんです。見せたいものを1枚の写真でしっかり見せてあげることが大切です。

会場の様子2

ウェブメディアもSNSの発信も続けることが重要

伊佐 写真についていろいろお話しましたが、ゼロから始めるひとにはちょっと難しかったかもしれません。ただ、一番大切なのは、SNSはまず続けることですよね。

 そうですね。はじめから、わたしたちもきれいな写真ばかり撮れていたわけじゃないし、やりながら試行錯誤しながら、ちょっとずつ成長してきました。常に反省しながら、SNSで発信して、みなさんのフィードバックをもらって、いいねの数があんまり増えなかったら分析して。

伊佐 わたしたちだって「このイケてる写真とこのタイトルのセット……めちゃくちゃ読まれるでしょう!」みたいな自信のある記事が、まったく読まれないことだってありますしね(笑)。

 あります。昔はもちろん、いまも「これいけるだろう」と編集部は自信満々だったのに反応が少ないってことだってあります(笑)。

伊佐 やってみて、反応が返ってくる、いいね数が50とか100とか、だんだん増えてくる。わたしも、とにかくやりながら学びました。肌感をつかむためには、毎日やってみる。Twitterも、最初はとりあえず毎日何かをつぶやこうと思って、1日朝昼晩とかツイートしてみる。やっていくと、だんだん反応があるものがわかっていくので。「じゃあ、これやればいいんだ!」って続けてきた結果、今のフォロワー数になりました。

 続けないことには、何がいい記事なのか、いい写真なのかもわかりませんからね。

会場の様子1

世界観を大切にした上で発信する

 メディアだったり、お店や雑貨屋さん、立場によってどんな記事をつくるか変わってくるかと思うんですけど、大事なことはひとつです。自分のメディアとかお店の世界観を大切にした上で発信すること。それがすごく重要なんです。逆に、それさえ守っていれば、好きなファンが必ず集まってきてくれます

ここで大事になってくるのが、どんなひとに読んで欲しいかという気持ちです。いくら写真がよくても、読んでくれる方が好きな写真じゃなければ、意味がありません。発信が無意味なものにならないように、自分たちが想定した読者に向けて、自分たちのビジョンに沿ったものを発信していきましょう。

***

2時間にわたる講座の中から、森さんと伊佐のトークセッションの一部を抜粋してご紹介しました。

ただ教えてもらうのではなく、参加者も自らの手を動かして「学び合う」精神を大切にしている鳥取メディア研究部。前回の染谷さんの講座でもあったように、今回も森さんが「続けること。やめてしまわないこと」と仰っていたのがとても印象的でした。

ウェブメディアを運営していく上で、短期間で認知を得ようとしたり、まとまった数字を形にすることは、すごく難しいです。だからこそ、インターネット上に置き手紙を置くような気持ちで、記事を淡々とつくり続けること

後半の2時間は、「記事づくりロールプレイング」と題したワークショップを行いました。

ワークショップの様子

ワークショップ1

ワークショップ2

「音楽好き」や「アウトドア好き」といったチームに別れて記事案を出し合う
「音楽好き」や「アウトドア好き」といったチームに別れて記事案を出し合う

tottori-media-0722-19

見守る森さん

記事のテーマは「鳥取砂丘」
記事のテーマは「鳥取砂丘」
できた記事案を貼り出して発表
できた記事案を貼り出して発表
どの記事を読んでみたいかみんなで投票。シールを貼っていく
どの記事を読んでみたいかみんなで投票。シールを貼っていく
真剣な表情で各チームの考えた記事案を読み込む森さん
真剣な表情で各チームの考えた記事案を読み込む森さん
最後は森さんと伊佐を中心に、どのようにしたら各記事がおもしろくなるか考えた
最後は森さんと伊佐を中心に、どのようにしたら各記事がおもしろくなるか考えた

鳥取メディア研究部の第3回は、8月19日(土)に開催。ゲスト講師は、「ことりっぷ」ウェブプロデューサーの平山高敏さん。旅メディア「ことりっぷ」&ことりっぷパートナーメディアに、ウェブ上のコミュニティづくりの方法と、そのノウハウを学びます。

(この記事は、日本財団と協働で製作する記事広告コンテンツです)

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