いつもと暮らし

【今日の一輪】秋の訪れと、栗の実に宿る「豊かな喜び」

落ちた実が石のような姿だったことから、「小石」という意味を持つ古語の「くり」から名付けられた栗の実。

秋の訪れを感じるとともに、触れることも阻まれる針山の姿の中から、ふっくらと詰まった光沢の実を発見した時の喜びは計り知れません。

けれど、この艶やかな実から、黄色く甘く、ホクホクの美味しい姿にするまでは、まだまだ時間がかかります。

木から落ちた針山の毬栗を靴底で開き、中に詰まった実を収穫し、天日に晒し、渋皮を剥いでやっと出会える秋の味覚。そうまでしても「栗を食べたい!」と執念にも似た人々の想いの中に、秋の豊作の喜びを、垣間見たような心地がします。

このお花のこと

名前:栗(別名:シバグリ)
種類:ブナ科クリ属
開花時期:5~6月、結実:9~10月
花言葉:「私を公平にせよ」「豊かな喜び」「贅沢」

ご協力していただいたお店

BALANCE FLOWER SHOP
住所:神奈川県横浜市中区住吉町2-17
アクセス:JR京浜東北線関内駅南口出口より徒歩5分、東急みなとみらい線日本大通り駅県庁出口より徒歩7分
電話:045-681-2187
公式サイト

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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