いつもと暮らし

【編集長からの手紙】海外に旅に出ることにしました。みんな元気にしていますか? in Kuala Lumpur, Bali

「世界一周に行きたい」。出会った頃から、そんな話をしていました。2016年4月某日、『灯台もと暮らし』編集長の伊佐知美が、羽田空港から念願の一人旅へ出発。灯台もと暮らし編集長として、そしてオンラインサロン『編集女子が”私らしく生きるため”のライティング作戦会議』のオーナーとして、そして書籍執筆や連載などの仕事を持ったまま旅立ちました。
「いま、どのあたりにいるのかな。最初の国はマレーシアと言っていたけれど」と考えていた昨日、オフィスに一通の手紙が届きました。なんだか元気にやっているようです。

(以下、伊佐知美)

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灯台もと暮らし編集部のみんなへ

拝啓 元気にしていますか? 旅に出たいと言い続けた青春期を経て、いま私はやっと旅に出始めたところです。マレーシア、インドネシアと移動をして、いま2都市目のバリにいます。

私はなぜ旅に出たかったのでしょう。でも、旅に出ない人生など考えられなかったんです。旅に出ないことが、一番私にとって、怖かった。

バリのホテル

パソコンを持って、アジアのどこかで仕事をする日々。オフィスのある上野にいようと自宅にいようと、日本国内の出張先にいようと、私にとってはあまり変わらない光景がここでも広がっています。

2015年1月に誰かの行く道を照らし続けたいとはじめた『灯台もと暮らし』。2年目の勝負の年に、編集長自らが日本を離れて仕事をするなど、もしかしたら誰かが驚くことがあるかもしれません。

けれど、「これからの暮らし」をきちん考えていくために、私は私のこれからの行く道を、自分の手で探さなければいけないと思いました。この道がどこにつながっているのか分かりませんが、編集部のいるみんなのところへ、帰るための旅をしていることはたしかです。

イスラム建築

そういえば、バリには動物がたくさんいます。牛を見たら立花さんを思い出すし、鳥を見たら小松崎さんを思い出します。鳥井さんとくいしんさんのことは特に思い出すことはないのですが(笑)、とりあえず全員思い出すより先に社内チャットで会話をするので、忘れる暇がありません。

便利な時代になったものです。どこにいても、仕事ができる。

ひとは、人生の大きな夢を叶えたあとは、何を思うものなのでしょう。日本ではゴールデンウィークが終わってしまったようですが、私の人生のワーキングバケーションは、まだ始まったばかりです。

敬具

バリの佐野さん
photo by : Shizuka Kanno

これまでに旅した国

2016年4月26日〜マレーシア・クアラルンプール → 2015年5月5日〜インドネシア・バリ

帰国予定

2016年12月末(8月上旬、11月上旬に一時帰国予定あり)

編集長の旅の様子はこちらで発信中

Twitter:@tomomi_isa

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伊佐 知美

旅するエッセイスト、フォトグラファー。1986年生まれ、新潟県出身。世界中を旅しながら取材・執筆・撮影をしています。→ さらに詳しく見る

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