営みを知る

日本酒が好き!山口県 地酒のまえつる「d SCHOOL 角打ち酒の会」に参加してきました

日本酒って、美味しくて楽しい!

この記事でお伝えしたいことは、それだけです。美味しいお酒と、美味しいご飯、そして日本酒を呑むという共通事項だけで初対面の人同士が語らい、笑う。

そんな会が、東京都心の渋谷の地・ヒカリエ8階のd47 design travel storeで開催されました。2月23日月曜日夜20時、イベント名は「山口地酒のまえつる d SCHOOL第7回角打ち酒の会」。

月曜日なんて関係ない! 「山口県の新酒を味わう夜」と銘打って、美味しい夜は始まります。

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まずは乾杯! 「山口県の新酒で楽しく酔い夜を」

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純米大吟醸スパークリング(活性にごり)

入り口を抜けると迎えてくれるのは、本州最西端の地、山口県下関市の酒屋「地酒のまえつる」の2代目・前鶴健蔵(まえつる けんぞう)さんが用意してくださった、山口県の日本酒です。この日のために定番や季節の新酒を厳選して7種類以上用意したという前鶴さん。

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1人1枚配布されたこの日のメニュー。ペンを片手に感想をメモする参加者も

前鶴さんは「難しいことはいいから、とにかく呑んで楽しんで」と気さくに笑います。

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主催者と参加者の距離が近いから、気軽に「このお酒の特徴は?」などと質問ができました

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あ、そういえば「角打ち」ってご存知ですか? ここで言う「角打ち」とは、「酒屋の店頭で酒を呑むこと」を指しています。関東地方で言うところの「立ち飲み」に近いですが、北九州が発祥とされており、酒屋ではかり売り用のお酒をその場で升を借り、立ち飲みして楽しんでいたことに由来するようです。

今回はその「角打ち」の東京出張版といったところ。目的は、とにかく山口県の新酒を味わうこと。「酔い夜を」を合言葉に、見知らぬ人と卓を囲んで、立ったまま乾杯です。

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乾杯酒の「純米大吟醸スパークリング(活性にごり)」
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前鶴さん自らが乾杯の音頭をとります

お酒のアテに手作りご飯

この日用意されていたのは、こだわりの食材を使用した素材の味が際出す唐揚げと、もっちりとしたお米が美味しい鶏飯のおにぎり。そして料理長自らが手がけたという愛情たっぷりのぬか漬けです。

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大分冠地鶏 鶏飯
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大分冠地鶏 唐揚げ
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料理長自らがこの日のおつまみの説明をします

「美味しく呑むにはきちんと食べて。そして、卓の上に一升瓶で置かれている『仕込み水』もお酒とお酒の間にたくさん飲んでくださいね。日本酒と同量飲んでも構いません。このお水は別名『和らぎ水』とも呼ばれていて、より日本酒を美味しくいただくため、そして体の負担を軽くするためにも飲むとよいとされています。」

美味しい日本酒と「和らぎ水」をとにかく呑む飲む! 灯台もと暮らし編集部でお酒に強いと思われるナンバーワン・ツーで挑んだイベントでしたが、美味しすぎて楽しすぎて、帰り道が大変だったのは秘密です。

参加費は1人4,000円ですが、これだけ美味しい新酒が楽しめて、しかもご飯もいただけるとあれば、決して高くありません。

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自家製 ぬか漬け

偶然の出会いから生まれる交流も楽しみつつ夜は更ける

イベントの魅力はそれだけではありません。もともと「山口県の新酒」「角打ち」というワードに惹かれて集まった30名の参加者たちですから、自己紹介もそこそこに、日本酒を介して出会った者同士ということで「美味しい!」「うぉー!」の一言で友情が芽生えます。

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普段は出会えない年齢も住む場所も違う人と一緒に「これ、美味しいですね。」「あの新酒、メニューにはないのに前鶴さんが特別に開けてくれてましたよ!」などと言って、笑顔が絶えない時間を過ごします。

途中、前鶴さん自らが前に立ち、新酒が当たるじゃんけん大会なるものまで開催されました。みんな程よくお酒が入っている時間帯でしたので、会場は大盛り上がり。大のおとながいい年して、新酒を巡ってじゃんけんです。最高に楽しいと思いませんか。

残念ながら私は負けてしまいましたけれどね。

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他にも埼玉県川口市の手仕事にこだわる「錫光(すずこう)」さんの「日本酒が美味しくなると噂のぐい呑み」で新酒を飲んだり、酒蔵のこだわりや新酒の楽しみ方、もちろん日本酒ができるまでのあれこれや、前鶴さんとD&DEPARTMENTさんとの偶然の出会いなど、たくさんのお話をうかがったりと、イベントの時間はあっという間に過ぎていきました。

またすぐ日本酒に会いたくなる

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たった2時間のイベントなのに、ぐっと日本酒という存在を身近に感じることができた今回のイベント。

日本酒って、本当に美味しい! あまり呑んだことがないという人も、一度「地酒のまえつる」さんで、店主の前鶴さんと話しながら角打ちすれば、その魅力に目覚めてしまうかもしれません。

若者の日本酒離れ、なんて言葉も聞かれる昨今ですが、私は日本酒が大好き。日本酒のない人生なんて考えられない。このイベントレポートを見て、「今度、日本酒呑もうかな。」そう思っていただけたら幸いです。

お店の情報

地酒のまえつる
住所:山口県下関市山の田本町15-11
最寄り駅:JR山陽本線 幡生駅
電話:083-253-1722
営業時間:10:00〜22:00頃まで
定休日:不定休
公式HP:http://members.jcom.home.ne.jp/jizakenomaeturu/
Facebookページ:https://www.facebook.com/jizakenomaeturu
twitter:@jizake_maeturu

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探求者

伊佐 知美

旅するエッセイスト、フォトグラファー。1986年生まれ、新潟県出身。世界中を旅しながら取材・執筆・撮影をしています。→ さらに詳しく見る

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