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共通点は、本物を伝えるものづくりの美学。The Beatles×IKEUCHI ORGANIC

もしかしたら本当に、このタオルはいつか世界を変えるのかもしれない。【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】企業特集、はじめます。

The Beatles。

6億枚以上とされるレコード売上は、世界一位。世界中で愛され、歴史上最も売れたアーティストであり、現在の商業音楽の礎を築いた存在です。

そんなBeatlesとIKEUCHI ORGANICが、このたびまさかのコラボ!

2ndアルバム『With the Beatles』のジャケット写真を織りあげたタオル地のタペストリー(壁掛け)を皮切りに、続々とコラボアイテムが生まれていきます。UKでは2ndアルバムですが、日本版は『MEET THE BEATLES』という名前で同じ写真がジャケットに使用されていることから、今回のデザインが第一弾として採用されました。

代表の池内さんは10代の頃、テレビでBeatlesに出会ったことをきっかけに音響マニアになり、松下電器産業に入社。オーディオブランド「Technics」で製品をつくった経験が、今もものづくりに活かされています。

つまり、Beatlesがいなければ今のIKEUCHI ORGANICはなかったかもしれない。Beatlesは、池内さんの人生を変えてしまった存在なんです。

IKEUCHI ORGANIC

池内さんはTechnicsで「原音忠実」という考え方を学びます。家電としての小手先のおもしろさではなく、オーディオとして、レコードそのもののよさをそのままに伝えること。

転じてそれは、オーガニックコットンという素晴らしい素材そのものの魅力を愚直に伝えていくIKEUCHI ORGANICの精神性に通じます。

ロックンロールそのものみたいな衝動的な雰囲気にやられた

すべてBeatlesのおかげ

音楽とタオル、ふたつの物語の交差点。

そこに見出した、本物を伝える美学とは?

日本人の中では最初期からのBeatlesファンである池内さんに、溢れ出るBeatles愛を語っていただきました。

BeatlesとIKEUCHI ORGANIC

BeatlesとIKEUCHI ORGANIC

池内計司さん

池内 計司(いけうち けいし)

1949年、愛媛県今治市生まれ。1971年一橋大学商学部を卒業、松下電器産業(現パナソニック)に入社。1983年池内タオルに入社し、2代目代表取締役社長に就任。2014年に社名を「IKEUCHI ORGANIC」に変更。2016年に社長から退き、同社の代表に。「オーガニック120」や「風で織るタオル」の生みの親。社内外からの信頼も厚く、みんなに愛されるIKEUCHI ORGANICのシンボル的存在。

今回のコラボ商品は、今治タオルの認証がない!

── IKEUCHI ORGANICの商品は、今治タオルのタグこそついていないけれど、いつもは今治タオルとして認証(*1)されていますよね。でも、今回のコラボタペストリーは、今治タオルの認証をしていないとお聞きしました。これって、なぜなんでしょう?

(*1)今治でつくったタオルはなんでも今治タオルとして売れるわけではなく、地域団体商標「今治タオル」を取得する必要がある

池内 今治タオルの認証って、数枚のタオルを切り刻んで、その品質をチェックするんです。Beatlesの顔を切り刻むことなんか、できないでしょ?(笑)。

── ははは(笑)。そこですか!?

池内 神の顔にハサミを入れることなんかできないですよ。

── それは(Beatlesの版権を管理している)アップル側の都合ではなくて?

池内 僕がやりたくなかったというだけです。今治タオルの認証はないけど、池内計司の認証がありますから(笑)。

今回、一番最初に『With the Beatles』をやることになったのですが、アップル側の要望としてあったのは、「Beatlesの顔で、汚れを拭くことはNG」ということでした。

だから「大丈夫です」「汚れたものを拭くようなものはつくりません」と伝えて。それで、タオルではなくて、インテリアになるタペストリーという形にしたんです。

IKEUCHI ORGANIC

アップルがレコードジャケットの使用をあっさりと快諾。決め手は高い技術力

── Beatlesとコラボと聞いて、純粋に「すごい!」という気持ちが大きいのですが、どんなふうにしてコラボに至ったのでしょうか?

池内 そもそもは、本当にメールしただけなんですよ。

── えっ。

池内 意外にあっさりと快諾していただけました(笑)。

── すごい(笑)。それは「IKEUCHI ORGANICの商品の品質がよいから」ってことですか。

池内 タオルのサンプルを送ったのがよかったんだと思います。実際にこれまでにつくってきたフォトタオルのサンプルを送って、織技術の高さをアピールしました。

IKEUCHI ORGANICのタオルは、国内の市販のタオルより少なくとも20%は生地の密度が高い。だから写真を織に替えてもきれいにできる。これほどの再現力は他にないと思います。

Beatlesが解散してから2018年で48年。アップルとしては、歴史が進んでもバンドの存在が人々の記憶に残り続けるような良質なグッズをつくりたいという想いがあったんでしょう。そこに、わたしたちの技術力がマッチしたのだと思います。

IKEUCHI ORGANIC

日本人の中では最初期からファンだった池内さん

── 池内さんご自身は、いつ頃からBeatlesのファンだったんでしょう。

池内 僕は、日本人の中では最初期からのBeatlesのファンです。日本で初めてBeatlesの存在が知られたのが、1964年。彼らがアメリカに上陸して、ジョン・F・ケネディ空港が大混乱に陥りました。そのニュースが日本のテレビに流れたとき、僕もBeatlesのことを知ったんです。

当時の日本は、橋幸夫をはじめとした歌謡曲が主流でした。洋楽はエルヴィス・プレスリーがいたくらいで、あとは現地でのヒット曲を日本の歌手が日本語に直して歌うような時代。

そこに、Beatlesが現れました。あの、ロックンロールそのものみたいな衝動的な雰囲気に、やられちゃったんです。当時中学3年生だった僕にとっては、すべてが衝撃でしたね。

── 当時から、日本でも社会現象だったんでしょうか。

池内 いえ、そんなことないんですよ。クラスの中で聴いていたのは僕ひとりで、変わり者扱いでしたから(笑)。

IKEUCHI ORGANIC

細部まで計算し尽くされたものづくり

── 池内さんのものづくりに対するこだわりって、Beatlesと共通点があるんじゃないかと思ったんです。職人として共感する考え方とかありますか?

池内 曲をつくる段階で、細部まで計算し尽くされている点ですね。Beatlesの曲づくりは、以降のプロの録音のあり方にまで大きな影響を与えています。現在ライブ録音で使われている8チャンネルミキサーをはじめとしたPAシステムは、Beatlesがいなければ生まれていないでしょう。

── 諸説ありますが、同じ人の声を重ねて録音するダビングという概念をつくったのもBeatlesだと言われることもありますよね。

池内 そう。Beatlesの音楽は、無数の試行錯誤を通して生まれたものばかり。既存のシステムに甘んじるのではなく、機材やシステムまでつくって、自分たちの表現を追求していく姿勢。これは本当にすごいと思います。

── 池内さん自身、そういった姿勢に影響を受けているんでしょうか?

池内 もう、すべてBeatlesのおかげですよ。彼らのおかげで、僕はオーディオマニアになっちゃったんです(笑)。

彼らの音楽をよりよい音で聴くためのオーディオをつくりたくて、新卒で入社した松下電器でオーディオブランド「Technics」の部署に入りました。いまのタオルづくりに対する姿勢は、すべてそこで身につけたものです。

池内さんは公式サイトに、直筆メッセージを公開している。カタカナではなく「Beatles」と表記するのは、「カタカナでビートルズって感覚的にありえないから(笑)」なんだそう
池内さんは公式サイトに、直筆メッセージを公開している。カタカナではなく「Beatles」と表記するのは、「カタカナでビートルズって感覚的にありえないから(笑)」なんだそう

Technicsの“原音忠実”とIKEUCHI ORGANICの共通点

── 具体的にTechnicsで身につけた姿勢とはどういったものでしょう。

池内 当時、Technicsは“原音忠実”をコンセプトに、演奏された音を100%近く再現するため、厳密な数値データに基づいてオーディオ商品をつくっていました。なんとなくで高性能を目指しても、限界があるでしょう。

IKEUCHI ORGANICでも「オーガニックコットン99.95%」という数値を出した上で、その素材が最大限活かされるよう、厳密にタオルの設計をしています。

レコードプレーヤーは、オブジェとしておもしろい見た目にしたほうが売りやすいんですよ。でも、そうではないだろう、と。アーティストを本当にリスペクトしているのなら、録音された音を、忠実に再現することがオーディオの役目じゃないかということ。

IKEUCHI ORGANICも一緒で、「オーガニック」というコピーを武器に、感覚に訴えたほうがじつは売りやすい。でも、うちはそういうことはしません(*2)。オーガニックを忠実に伝えるために、徹底的に数値で示していきます。

(*2)タオルの織りの基本は4つ。糸の太さ、撚(よ)り具合、パイルの長さ、糸を打ち込む密度。詳しくは「タオルのすべて」と言っても過言ではない設計を担当する矢野さんの記事(【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】「タオルは設計がすべて」社内唯一のポジションの後継者の胸の内|矢野浩次)にある。

IKEUCHI ORGANIC

本物を、本物として伝えていく

── 素材の魅力を忠実に伝えていくために試行錯誤して、細部まで計算し尽くすわけですね。

池内 そうですね。Beatlesは初期に数年、ライブバンドとして毎日3ステージもこなしていました。

── いわゆる、ハンブルグ巡業と呼ばれる修行期間ですよね。

池内 そうそう。彼らが観客の呼吸をうまくつかめていたのは、その頃、徹底的に試行錯誤していたからでしょう。

そういった意味ではBeatlesも池内計司も、もともと簡単に本物をつくれたというわけじゃない。ひたすらに試行錯誤を積み重ねて、本物を本物として伝える技術を身につけて来ました。

── 試行錯誤の積み重ねが、本物をつくる技術につながる。

池内 Technicsの頃の同期によく言われるんですよ。

君のタオルは、当時のTechnicsそのものだな」って。

IKEUCHI ORGANIC

◯コラボアイテムは公式サイトで販売中

The BeatlesとIKEUCHI ORGANICのコラボレーションアイテムはIKEUCHI ORGANICの公式サイトで販売中です。7月10日から販売開始の『REVOLVER』タペストリーは、本日6月20日(水)から予約受付を開始しました。販売情報は以下からチェックできます。

(この記事は、IKEUCHI ORGANIC株式会社と協働で製作する記事広告コンテンツです)

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探求者

くいしん

編集者。1985年生まれ、神奈川県小田原市出身。→ さらに詳しく見る

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A Collaboration of Aesthetics  The Beatles × IKEUCHI ORGANIC. 【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】企業特集のゴールとは。そしてこれからのこと|対談──牟田口武志×鳥井弘文

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