生まれ育った場所を「地元」と言うならば、あらゆる土地のすべてが、きっと誰かの「地元」だろう。
年齢とともに、好みや見た目、暮らし方、そして共に生きるひとが変わっても、じっとそこで私を待ち続けてくれる「地元」の存在は、時折煩わしくてお節介、だけど時折いとおしい。
誰もがふと想う「地元」への郷愁は、新潟と東京をつなぐ新幹線の車内から走り抜ける車窓を見ていると、よりじわじわと色濃く胸に広がっていく。
ふるさとへの道中を「東京新潟物語」とともに
上京してきた少女から、女性になるまで – 第一章 –
都会の暮らしに揺れる乙女心 – 第二章 –
パートナーと始める第二の人生 – 第三章 –
どこで暮らすか、で人生は変わる
東京と新潟をつなぐ上越新幹線の中でしか、見ることのできない「東京新潟物語」。女性の生きる道を、世代で区切り、どこかの誰かの声を拾っているかのようなシーンが連なる、日本酒・吉乃川の車内広告です。
第一章では、新潟から東京へ上京してきた女性の戸惑いや見栄っ張りな様子などの初々しい姿で、女性というより若干少女のような雰囲気。第二章では、少し都会疲れしたところへ、新しい恋の予感が起き、そのまま結婚の約束を取り付けるところまでの一年を辿っています。
2015年から始まった第三章では、旦那さんの目線から新しい暮らしを始める女性の様子が描かれています。
女性は特に、どこで暮らすかによって人生が大きく左右されるもの。地元を出て、パートナーのもとへ着いて行くのか、はたまたまったくの未開の地に根を下ろすのか。離れれば離れるほど存在感を増す「ふるさと」の面影を、女性の生きる道になぞらえて「東京新潟物語」は、今日もまた、誰かの郷愁にそっと寄り添っていることでしょう。
この夏は少しくらい、地元へ帰ってみませんか。
(写真提供:吉乃川株式会社)
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