いつもと暮らし

【今日のお国ことば】北海道「はんかくさい」ことが必要な世の中だから

いつからでしょうか、忙しない世の中とか、虚しい社会とか、そんながらんどうな気持ちを抱えたまま、日々同じような時間を繰り返すようになったのは。

いま、このなだらかな堕落のような時間に、一石を投じるならば、一体何をすべきでしょう? 政治を変える? 資産を作って何かに投資する?

いやいや、一番だいじなのは無意味に見えること、「はんかくさい」こと。

無駄なこと、はんかくさいことが生まれる土壌は、心も物理的状況も切迫した環境では生まれることはありません。人間は、ただ食べて寝て働くだけの生き物ではないからです。究極的にはそこへ戻っていくのだとしても、はんかくさいことを笑い合えるような、そんな余白が暮らしの豊かさのバロメーターのような気がします。

お国ことば解説

はんかくさい:北海道の方言で、ばからしい、愚かだ、非常識だ、などの意味を指す。単に「ばかだなあ」とツッコミ程度に言うこともあれば、叱責をこめて使うこともあり、使用シーンや程度は幅広い。

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立花実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。生もの&手づくりのもの好き。パフォーミングアーツの世界と日常をつなぎたい。北海道下川町で宿「andgram」をはじめました。→ さらに詳しく見る

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