いつもと暮らし

【今日のお国ことば】埼玉県 みんなといたら「ぬくとい」なあ

1月は列島に寒波が押し寄せる。毎年冬になれば、両手をさすりながら足早に歩く人々。海がない内陸に位置する埼玉県は、空気がつめたい。

冷え切った冬空の下で、持ってきた手袋を急いでつける。友達と肩を寄せ合って手をさすっていると、だんだん指先に感覚が戻ってくる。

「ぬくといねえ」と言い合う冬の朝。東京と埼玉をつなぐ埼京線を待つ駅のホームは既に働くサラリーマン、受験勉強に忙しそうな学生たちで賑わっている。寒いけれど、みんな一緒なら「ぬくとい」。

お国ことば解説

ぬくとい:あたたかい、の意。埼玉県の他にも岐阜県、茨城県などでも使われる地域がある。

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立花実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。生もの&手づくりのもの好き。パフォーミングアーツの世界と日常をつなぎたい。北海道下川町で宿「andgram」をはじめました。→ さらに詳しく見る

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