いつもと暮らし

【今日の一輪】百日草から「不在の友を思う」前に

強い日差しのもと、夏から秋にかけて、長期間にわたり咲き続けることから、この花は和名で「百日草」と呼ばれています。

その開花期間があまりにも長いことから、いつでも咲いていることに慣れてしまい、いつの間にか、その存在から関心を薄めてしまうため、「不在の友を思う」や、「注意を怠るな」といった花言葉があてがわれたそうです。

いつまでも、ずっとそばにいてくれる。特別ではなく、日常的な存在だからこそ、時折、その存在の重みを忘れてしまうことがあります。

不在になって、ようやく気付いて取り戻せるものもあれば、気付いてからでは取り戻せないものだってあるものです。だからこそ、特別ではない日常的なものに、今、向き合ってみる。気づいたらなくしてしまっていた、なんてことがないように。

会えるうちに会い、話せるうちに話し、素直に愛で気持ちを伝える。そんな風に、どんな相手とも関係していけたら、大切な人がいなくなってしまっても、少しだけやわらかな気持ちで受け入れることができるかもしれません。

このお花のこと

名前:百日草(別名:ジニア)
種類:キク科ヒャクニチソウ属
開花時期:6~10月
花言葉:「不在の友を思う」「注意を怠るな」「あなたの不在を悲しむ」

ご協力していただいたお店

COUNTRY HARVEST
住所:東京都港区南青山3-13-13 丹野ビル1F
アクセス:東京メトロ千代田線表参道駅A4出口より徒歩2分
電話:03-5410-1481
営業時間:10:00~20:00(日祝10:00~18:00)
定休日:不定休
公式HP:COUNTRY HARVEST

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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