いつもと暮らし

【今日の一輪】スカビオサ「感じやすい」心で何を思う?

和名でマツムシソウと呼ばれる、スカビオサ。「松虫が鳴く頃にスカビオサの花が咲く」ことが、名前の所以になっているのだとか。マツムシは鈴虫に混じって、「チッチー」と甲高い声で鳴くのが特徴。そして、夏から秋にかけて活動する虫の一種です。

幾重にも花びらを重ねる愛らしい姿には似合わぬほど、彼女が持つ花言葉は「悲哀の心」に満ちています。「喪失」「再起」「失恋の痛手」「わたしは全てを失った」……。一体あなたの過去には、何が起きたのと、伺い知りたくなってしまいます。何か一言では言い表せない心が、花びらの奥に潜んでいそうです。

けれども、それは西洋にある言い伝え。マツムシの鳴く頃に花が咲く、和名のマツムシソウには、そんな悲哀の雰囲気が漂う花言葉は、もしかしたら必要ないかもしれません。

このお花のこと

名前:スカビオサ
種類:マツムシソウ科マツムシソウ属
季節:8~10月
花言葉:「感じやすい」「喪失」「再起」「痛手の恋」など
■参考:【今日の一輪】「スカビオサ」魅力があるのは風情のある横顔

ご協力していただいたお店

blue water flowers
住所:東京都杉並区西荻北3-16-2
最寄駅:JR中央総武線「西荻窪駅」
電話番号:03-5372-4466
営業時間:10:30~19:00
定休日:木曜日
公式ページ:blue water flowers公式サイト
■参照:【花屋】西荻窪 blue water flowers – 水のように暮らしに寄り添って –

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探求者

中條 美咲

1989年生まれ、長野県出身。奥会津 昭和村に根付く”からむし”と”織姫さん”の存在に惹かれ、2015年から、昭和村に通い取材を重ねている。 ” 紡ぎ、継ぐ ”−見えないものをみつめてみよう、という心構えで。紡ぎ人として、人・もの・場所に込められた想いをつないでいきたい。

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