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都市と地域のキーマンがつながると何が生まれる?「CREATORS CAMP」のはじまり──滋賀県長浜市×東京都台東区【前編】

日本でもっとも大きな湖、琵琶湖。

滋賀県・長浜市をふくむ湖北地域は、室町時代末期から安土桃山時代にかけては織田信長や豊臣秀吉が天下統一への道を駆け抜けた舞台です。

長浜・桶狭間
羽柴秀吉と柴田勝家による戦いの地、賤ヶ岳

戦国の武将たちが本陣から眺めた戦場を、今もおなじように観られる長浜市は、過去と現在が地続きになっていることを体感できます。

地図:長浜は交通の要所
提供:長浜まちづくり株式会社

また、長浜市は東と西の都をつなぐ重要な交通の要所としても栄えました。町衆は各地の動向に明るく、それゆえに日本三大商人の一つである近江商人が生まれ、湖畔の町は華やいだと言われています。

琵琶湖

琵琶湖

琵琶湖
琵琶湖

ここには、古くから多くの芸術家も出入りしました。

芸術家で美食家としても知られる北大路魯山人は、若かりし頃、長浜市の町衆──パトロン──に育てあげられた人物でもあります。

長浜市はアートを受け入れアーティストを育む、そんな土壌がある土地。

長浜の夜のまちなみ

一方、東京にはかつての長浜市のような地域があります。

御徒町から蔵前一帯──カチクラと呼ばれる地域──は、いまや東京を代表するクリエイターと職人が集まるモノづくりの町として、さまざまなメディアで注目を集めています。

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参考:モノづくりの町【蔵前】特集、始めます。

両地域のクリエイターや将来のまちづくりを担う人々が交わることで、これからの都市と地域の関係性を描き、町の未来をつくっていきたい。

町が築いてきた歴史的文脈を編集し、かつての湖北を蘇らせる動きがはじまっています。

竹村・今村さん

新たなビジネスとアートが生まれ続ける共創関係と仕組みをつくる「CREATORS CAMP」。

「湖北の暮らし案内所 どんどん」の運営等をおこなう長浜まちづくり株式会社でこの企画を主導するのは、長浜市に惹かれて移り住み、町の内と外をつなぐ役割を担いたいと考える竹村光雄さん。

そして代々続く家業のもぐさ、お灸、よもぎ製品の製造販売をおこなう株式会社小林老舗の7代目であり、また新しく株式会社ゼネラボを設立し、豊臣秀吉や小堀遠州など、お茶文化の歴史もある長浜市に、薬草茶も含めたお茶の未来を考える研究所「レルブロイヤル・ティーハウス」を設立した小林雅弘さん。

小林雅弘さん、竹村光雄さん
左から小林雅弘さん、竹村光雄さん

小林さんの物件探しや店舗づくりを竹村さんがサポートしたことがきっかけで仲良くなった長浜市のお二人が、台東区のクリエイターのハブとして活躍する台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳さん、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさんを訪ねました。

「灯台もと暮らし」は、これから本格的に始動する「CREATORS CAMP」を、その序章から追っていきます。

まちづくり会社ドラマチックを訪問

まちづくり会社ドラマチック

今村ひろゆき

今村 ひろゆき

『まちづくり会社ドラマチック』代表。商業施設の開発・再生コンサルの仕事に従事後、独立。現代の公民館『SOOO dramatic!』、コワーキング&シェアアトリエ『reboot』『インストールの途中だビル』等の立上げ・運営を行う。公共施設再生などPFIやPPP案件の事業コンセプトの立案・賑わい創出の運営支援、企業や団体のコンテンツ戦略の立案、地域での協働コーディネート等を行う。拠点運営と合わせて人材や資源に注目したプロジェクトを展開し、町にユニークな人材や活動が根づき広がる土壌をつくる。

── 挨拶を終えて──

竹村光雄(以下、竹村) 僕は長浜市に惹かれて茨城から移り住んだのですが、小林さんみたいな地元のプレイヤーを応援しつつ、町のハブを担うような仕事をしていまして。

今回は台東区と長浜市が2017年から結んでいる都市間連携協定の取組みとして、「CREATORS CAMP」という企画を進めたいと。

台東区のクリエイターの方たちに長浜市に来ていただいて、こちらの素材を使って何か新しいコンテンツづくりを促進できないかということが始まりなんです。

まちづくり会社ドラマチックにて

今村ひろゆき(以下、今村) はい、企画書を拝見しましたよ。

竹村 ありがとうございます。とはいえですね、台東区にどんなクリエイターの方々がいるのか知らないし、どこを訪ねたらいいのかわからないという状況で……。

まず、僕ら自身が台東区のことを知らなきゃいけない。台東区のハブとなるような場や機会を運営されている方だということで、今日はお伺いしました。

今村 なるほど! ありがとうございます。じゃあ、まずは簡単に僕らがやってることからお話しましょう。

今村ひろゆき
reboot 台東区入谷のコワーキング&シェアアトリエ

竹村 お願いします。ちなみに会社は、2010年に立ち上げられたんですか?

今村 はい。最初は株式会社エナジーラボに勤めさせてもらいながら、週の3日だけドラマチックの仕事をやるような形で、サラリーマンをしながら会社をはじめました。

やっていることはクリエイター向けアトリエやオフィス、ショップの拠点開発、不動産再生。つまり拠点をつくることとイベントの実施などを通じた場づくりですね。

あとは町の資産に注目したイベントやプロジェクト展開もやります。たとえば「浅草エーラウンド(A-ROUND)」という革とモノづくりの祭典だとか。

このイベントでは、革靴の生産出荷額の日本一を誇る、奥浅草エリアの魅力に触れられるんです。

一帯の中小企業の社長さんたちと協力して、90社くらいの方々と一緒になって工場見学・ツアーやワークショップを一緒にやっています。

so dramatic

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SOOO dramatic! 台東区入谷のイベントスペース

今村 このビルの1階はイベントスペースになっていてコミュニティを生む仕掛けもつくっています。一連の活動を通じて地域を耕し、その町にユニークなひとやプロジェクトが根づく土壌をつくっていきたいなと。

竹村 なぜ場づくりやコミュニティ運営をメインでやっているんでしょう。

今村 もともとは商業施設の開発に従事するような仕事をやっていたんですけど、新しいものをつくっても、古い建物が余っていますよね。もう少し町やひとに近い距離感で仕事をやりたいなと。それで古いビルを品川区と台東区で活用し始めているうちに今に至りまして。

竹村 僕も前職は都市開発のコンサルをしていたので、仕事の領域が近いですね。その気持ちはわかる気がします。

今村 モヤモヤが相当あったんですよね。前の会社に勤めていて「もっとやれることがあるんじゃないか」ってずっと思っていて。

「こちらからこういうことをやるといいですよ」って企業向けに提案するんですけど、やるかやらないかは彼らが決めるし。実際に動き出して運営するのも彼ら。なので本当にうまくいくかどうかな?みたいな。

竹村 全く一緒ですね。僕もそう思ってました。

今村 ね! それが歯がゆすぎて、自分でやろうと思って始めたんです。

竹村 僕はその相手が地域だったので「ここどうしたらいいと思う?」という話に対して、いつも主観的に自分だったらどうするかな?という発想から考えるんですけど、一所懸命提案しても、受け入れられるか否かは地元のひと次第。

今村 そうですね。

竹村 形が整い動きはじめても、些細な理由でつまづいたり。それをこれから何十年も仕事としていくよりは、自分でやろうと。

今村 そういうことですね。2010年から自主事業をやってきて運営ノウハウがたまり、最近は「賑わいづくりやコミュニティ形成型の運営」の支援やアドバイスを現場に入って提供するようになってきました。だんだんと地域やコミュニティとか、施設管理を超えた運営の強化を企業の方々も求めるようになってきていて。自治体が求めてるから企業も呼応して、仕事が成り立っている感じですね。

今村ひろゆき

竹村 なるほど。ちなみに長浜まちづくり株式会社は第三セクターでして。

※国や地方自治体(=第一セクター)と民間企業(=第二セクター)との共同出資の事業体。民間の活力を使って公共的な事業を営む。

じつは長浜市には、不動産関係から、学習塾や産地直送販売をやっている会社などの共同出資会社が10個以上あるんです。とにかく町衆の意識が強いところで、何か必要になったらコンセンサスを整理して、みんながお金を出してまちづくりしてきたのが大きな特徴です。

今村 町のためにみんなが協力できて、かつお金まで出せると……。すごすぎますね、それは。

竹村 地域が一致団結できるDNAの強烈な町衆気質に触れて、惚れ込んで、長浜市のまちづくりに携われたら面白いなと思ってここに入り込んでいったんです。

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竹村 今のローカルはたくさんのものが失われながらも、何か新しい可能性を少しずつ見つけていきたいという状況。

今村さんから見てどうでしょう。他の都市と交流を持つというところに可能性を見出せそうな雰囲気ってあるでしょうか。

今村 いま地域が元気になってきて、昔の諸侯が治める「藩」みたいな状態になりつつあるなと思ってます。つまり地域に個性が出てきたんですよね。この町はこれ!みたいな。

僕らもきっと他の地域から学べることがあるし、あるいは都市で事業化したものを地域に提供するようなやりとりの中で、お互い刺激は得られるんじゃないかと思いますよ。あとは個人的に頼りにできるもう一つの町があったら、ひととしてすごく幸せかなとは思っていて。

今回は初めてですか? 長浜市に外の風を入れるっていうのは。

竹村 いろんな外部のひとに声をかけてサポートで入ってもらうことはあるんですけど、座組みが都市間連携っていうのは初めてですね。

今村 なるほど。台東区と長浜市がつながって何ができるかっていうことですよね……どうなったら良いでしょうね(笑)。

竹村 すごく真新しいことが突然始まることはないと思っています。

長浜市に来てくださった時に精力的に活動している知り合いを紹介させてもらう中で、僕らの引き出しとみなさんの引き出しとをかけ合わせていけたらなぁと。

このひととあのひとがつながったら面白そうだとか、少しづつ動き始める気がします。

今村 たしかに。お互いの特性を知ったうえで、きっとこことここがつながりそう!となっていくんでしょうね。具体的なアウトプットがあったほうがいいんですかねぇ。

今村ひろゆき

竹村 さすが大人ですね。はい、形になるものを目指していきたいです。

今村 そうですよね。たとえば、僕が台東区でつくりたいなと思っていたのはクリエイターが紹介する町のガイドブック。

僕らは「東東京マガジン」っていうウェブマガジンを運営しているんですけど、そのコンテンツとしてHAGISOという文化複合施設の代表の宮崎晃吉さんに町のスポットとか散歩コースを紹介してもらってまして。

参考:HAGISO代表・宮崎晃吉さんが谷中をご案内!〈ヒガシトーキョーツーリズムVol.1前編〉
参考:谷中の最小文化複合施設「HAGISO」 – 食から始まる出会いの場 HAGI CAFE –

普通のガイドブックに出てこない中華屋さんとかね、わりと地元のひとしか行かないお店とか、ちゃんとかっこいいスポットを紹介してくれたんです。

竹村 それはクリエイター目線で考えると、ただの観光客の町歩きではなくて「ひとに会える」とか「技術に会える」とか「材料・素材に会える」とかっていう視点で町を案内するツールになる。

今村 そうですね。お互いの町を案内し合うツールができると面白そう。ある意味、よそ者だからちょっと違う視点で見れるかもしれないし。

僕だったらひとに注目すると思うんですよ。このひとに会えたらこの町のことはだいたい知ることができて面白いぞと。

あるひとは町のマンホールに注目するだろうし、建築に注目するひともいるだろうし、あるいはシュロ(SyuRo)さんみたいなひとだったらものづくりの美しさみたいなものかもしれない。

ひとによって違う切り口の「まちづくり」編とか「ものづくり」編コンテンツができるかもしれない。写ルンですを一個持ってもらうとかしてね(笑)。

竹村 いいじゃないですか! 今村さん、企画屋さんだから話が早いです。

今村 いえいえ、良かったです(笑)。

竹村 12月に今度は長浜市にお越しいただけますか? 具体的に企画を詰めていきたいです。

今村 はい、もちろんです! 楽しみにしてますね。

台東デザイナーズビレッジを訪問

台東デザイナーズビレッジ

台東デザイナーズビレッジ

続いて訪問したのが、台東デザイナーズビレッジ。全国から応募者が殺到する、人気のファッション・デザインの起業者向けの創業支援施設です。

御徒町から蔵前一帯の地域を「カチクラ」と名付け、卒業生28組が台東区で起業。

発信しない下請けの町が、今やクリエイターと職人が集まるモノづくりの町として数々のメディアに取り上げられています。

その基盤を築いたのが、台東デザイナーズビレッジのインキュベーションマネージャーを務める鈴木淳さんです。

鈴木淳さん

鈴木 淳

1966年10月31日生まれ。千葉大学工学部工業意匠科卒業。カネボウファッション研究所勤務を経て独立。ものづくり企業のマーケティングが専門。平成10年NPO法人ユニバーサルファッション協会を設立(現在顧問)障害、高齢、体型などに関わりなくファッションを楽しめる社会づくりの啓蒙活動を行う。平成16年日本で唯一のファッション・モノづくり系デザイナーの創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」の村長(株ソーシャルデザイン研究所代表取締役)に。クリエイターや小さな企業の事業コンセプトやマーケティングの指導を行っている。

── 挨拶を終えて ──

台東デザイナーズビレッジ

鈴木淳(以下、鈴木) 僕はもともとカネボウの繊維部門に入社して、その2番目の研修先が長浜工場でした。

竹村 そのときはどこに滞在されていたんですか?

鈴木 工場の中に寮がありました。工場の中で食事は三食出るし、寝るところもあるし、もうほぼ外に出る機会がないくらい。社員が多い会社だったので、あそこは鐘紡町となってるんですよ。

竹村 そうですね。

鈴木 8年間勤めたカネボウをやめたあとは、障害をもつ高齢者ためのファッション団体(NPO法人ユニバーサルファッション協会)を設立しました。

平成16年からは台東デザイナーズビレッジのインキュベーションマネージャーを台東区から受託しています。その他にも、経済産業省のクリエイティブ事業のアドバイザーをやってきました。

鈴木淳さん

竹村 ありがとうございます。デザビレの成り立ちから教えていただいてもよいですか。

鈴木 はい。そもそもデザビレを中心とした上野から御徒町、蔵前、浅草橋、浅草一帯は、財布やバッグ、帽子、ジュエリーやアクセサリーの産業集積地になっていて、材料屋さん、道具屋さん、職人さんがいます。

台東区の人口減少で廃校になった旧小島小学校(現:台東デザイナーズビレッジ)は、その地域の中央付近にあったので、産業振興のために使おうということになり、台東デザイナーズビレッジができています。

小林雅弘(以下、小林) 台東区は名産品や素材はあるんですか?

鈴木 素材はそんなにないんですが、縫製加工業が多くで身の回りの品が名産品といえます。帽子、メガネ、ジュエリー、バッグ、財布、ベルト、靴、あとは人形とか食器。つまり女性が生活の中で使いそうなものがだいたいあるよっていうのが台東区のモノづくりですね

竹村 素材はそれほどないのにモノづくりが成り立つのはなぜですか?

鈴木 歴史的に問屋さんも多いそうです。隅田川の水運を使って日本じゅうからものを運べるので、流通の拠点としてもとして栄えていたんです。

昔から隅田川の水運が盛んで「蔵前」の蔵というのはお米の倉庫のことです。

小林 あっ! それで蔵前なんですか。

鈴木 武士は給料がお米で支給されますが、そのままでは使えないので、お金に両替する札差(ふださし)という職業が必要だったんです。札差のひとたちは蔵前という地域に米蔵をドーッと建てていました。江戸時代のお金持ち地帯だったんですね。蔵前にはそういう歴史があります。

竹村 長浜市も近江のなかの流通の拠点なんですけど、蔵前はその全国版ですよね。どっちも町の性質が似ているんですね。

小林 商人気質。そうすると共通点は多いですね。

台東デザイナーズビレッジにて

竹村 入居しているクリエイターさんはデザビレでどんなふうに過ごすのでしょう。

鈴木 最初は手作り作家です。自分の手作業で商品をつくるクリエイターたちが仕事をはじめて5年ぐらいの、いちばんお金がかかって売り上げになっていない厳しい時期にここで事業を成長させて、3年間で自立できるようになっていきます。

卒業したときに、アトリエの家賃を払って自分の給料がもらえて、一人立ちできるようになるところまで育てるのが僕の役割です。入居前と比べて、卒業するときには売り上げで平均4倍くらいになりますね。

小林 売り上げっていうのは、事業者さんの?

鈴木 事業者の売り上げですね。なかには入居前の年が100万円の売上で、ここを出るときには3,000万くらいの売り上げになる子もいます。

小林 入居させてもらいたいです(笑)。

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「 みずみずしく やわらかく 強く 」をコンセプトに、糸と布と異素材を組み合わせるアクセサリーブランド「ミズイロトシロ」の和田恵美可さん

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革製品ブランド「sugata」を企画する染谷昌宏さん。コンセプトは「普通をつくる工夫の重なり」。

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ストライプとフォルムでポップさを、上質な素材と繊細な仕立てでエレガンスを表現したレザーグッズブランド「RIOWA(リオワ)」を展開する奥西了和さん。

竹村 デザビレさんは何を目指しているんでしょう。

鈴木 デザビレの目標は、近隣で起業する創業者を育てて地域を良くしようということです。やる気のあるひとをどれだけ全国から集め、定着させられるかが、そもそものミッション。

ファンを増やしてビジネスを拡大する意欲を持つ「伸びる」創業者をどれだけ集められるかが、施設の成果にかかってるので、それをきちんとやろうと。

それから手づくり作家をするだけでは食べていけません。工場や職人と連携して量産してもらわないと食っていけるようにはならない。

けれども連携したくても工場や職人はクリエイターを嫌がる。じゃあどうしようというのも次の課題になる。

デザビレは地域や産業界に応援してもらわないと伸びないし、地域とのつながりが大事なので、地域活動の拠点にもしたいと考えています。

台東デザイナーズビレッジ

最終的には国際的なデザイナー輩出を目指しています。パリやミラノ、ニューヨークではみんなその地域でものづくりしていて、世界中からそこでつくったものを買いに来て、また世界中に持っていく。地域がブランドになっています。

「パリのお洋服買った」とか「フィレンツェでジュエリー買った」とか、みんなそういうふうに自慢できる。「カチクラ」でつくったものを世界中に発信できるような地域にすることが将来の最終目標です。

台東デザイナーズビレッジ

竹村 鈴木村長と今村さんにお伺いして思うのは、僕らも長浜市というエリアを大事にしてるんです。エリアは大事な拠点ですが、こもっていないで外に出ることも大事にしていて。

小林 台東区は、素材というよりも職人がたくさんいた地域、長浜市も浜ちりめんとかありますけど、素材そのものが多くはない。

どこの地域もそうですけど、素材に依存しない「ものからの脱却」がポイントになりそうやなぁと。

その素材を使ってどうするかというより、ひとを集めてきてどうするかがお聞きして重要なのかな思いました。

鈴木 東京のクリエイターに素材を使ってもらってコラボっていうところの着地点だと、今までの事業構造と同じになってしまいます。ものの先にある「ひと」や「土地」に想いが馴染んでいかないので、まずひとがつながりあって、事が動いていくんでしょうね。

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小林 そうですね。町として素材や技術が合わさるのはその先になるかもしれない。何かしたい意欲がある者同士がつながれば何か生まれるかもしれないですね。

竹村 地域のある一定のレベルのコミュニティのハブとなるひと同士が交流することによって、これからの展開をどう描けるかが肝ですね。

ひととひと、ひとと素材が交流して新しいコミュニケーションや次につながる機会が広がればと考えています。今度は12月に長浜市にお越しいただけますか?

鈴木 はい、もちろんです。

台東デザイナーズビレッジ

両地域のクリエイターや将来のまちづくりを担う人々が交わることで、これからの都市と地域の関係性を描けるのでしょうか。

新たなビジネスとアートが生まれ続ける共創関係と仕組みをつくる「CREATORS CAMP」。序章──続編は、台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳さん、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさんが滋賀県長浜市訪問した時の様子をご紹介します。

 

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オープンディスカッション

地域を通じた人の出会いから描くこれからのまちとクリエイション
オープンディスカッション開催

東京都台東区×滋賀県長浜市
地域を通じた人の出会いから描くこれからのまちとクリエイション
-CREATORS CAMPに向けて-

■ 日時:平成30年2月8日(木)19:00-21:30(18:30開場)
■ 会場:長浜曳山博物館 伝承スタジオ(元浜町14-8)
■ 参加:無料(途中参加可)
■ ゲスト:台東デザイナーズビレッジ 鈴木淳さん
まちづくり会社ドラマチック 今村ひろゆきさん
ホスト:レルブロイヤル・ティーハウス 小林雅弘
湖北の暮らし案内所どんどん 竹村光雄
進 行:牧貴士、植田淳平
■ 主催・問合:長浜まちづくり株式会社(元浜町8-24)
電話/0749-65-3935
メール/info@nagamachi.co.jp

*参加申込みについて*
開場設営の都合上、上記主催者宛に参加される方のお名前と人数をご連絡ください。
電話・メールまたは事務所まで

引用:地域を通じた人の出会いから描くこれからのまちとクリエイション

(この記事は、長浜まちづくり株式会社と協働で製作する記事広告コンテンツです)

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小松﨑拓郎

ドイツ・ベルリン在住の編集者 / フォトグラファー。茨城県龍ケ崎市出身、→ さらに詳しく見る

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