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【イベントレポ】◯△□刺繍でつくる幾何学模様の"ゆれる" ピアス / イヤリング ワークショップを開催しました!

2017年2月25日に、奥浅草のカフェつむぐりさんで、ものづくりワークショップイベント「もとクラフト」を開催しました。主催はもとくらのアートディレクターである、おぎゆかさん。

「◯△□刺繍でつくる幾何学模様の”ゆれる” ピアス / イヤリング ワークショップ」と題して、【かぐや姫の胸の内】で登場していただいたkanaさんが先生となり、「スタンプワーク」という裏表なく縫える刺繍の技法で、イヤリングやピアスをつくるイベントです。

kanaさん持参の色とりどりの刺繍糸と、ビーズや金具の問屋街として有名な浅草橋付近で集めてきた材料を組み合わせて、世界に一つだけのアクセサリーをつくりました。

筆者(編集部・立花)も、ピアスを手づくりするのが大好きでしたので、参加。今日はその日の賑わいの様子を、お届けします。

刺繍ワークショップスタート!オリジナルのピアス/イヤリングをつくろう

ワークショップ当日。

いつもはkanaさんと呼んでいますが、今日は刺繍をご指南いただくということで、全員自然と「kana先生!」と呼んでいました。ですので記事内でも、kana先生とお呼びしたいと思います。

kana先生
kana先生

kana先生は、メイカーズベースというものづくりが好きなひとたちが集まる拠点で、定期的に刺繍のワークショップを行なっています。

参加してくださった方々は、もともと手先を動かすのが好きだという方もいらっしゃれば、「ものづくりが好きな友達から、手づくりのアクセサリーをもらうことがあり、今度は自分がやってみたい」という方、それからkana先生のワークショップにすでに参加したことのある方もいらっしゃいました。

もとクラフトワークショップ

早速、ピアスのデザインを決めます。

もとクラフト

刺繍は丸なのか、四角なのか、菱形なのか三角形なのか、大きさはどれくらいにするのかなどを決めます。

さらに刺繍の縁取りと中の色は、それぞれ何色にして、ビーズは何を使うのか、自分の耳のサイズや完成イメージの大きさ(大ぶりなのがいいか小ぶりなのがいいか)に合わせて、刺繍の大きさを決める……のですが、すでにここからみなさんのこだわりが爆発!

もとクラフトワークショップ

「丸もいいなーでも逆三角形もかわいい」
「刺繍は単色じゃなくて、いろんな色を使いたいなぁ」
「赤系のピアスはいっぱい持っているから青い色味がいいけど、どうしようー!」

……決まらない!!

刺繍糸もいっぱいあるしビーズもかわいいパーツがてんこ盛りで、あれもこれもいいー!と目移りしてしまい、全然決まりません。

kana先生曰く、ワークショップをやるとデザインを決めるのに1時間以上費やす方もいるのだとか。でもたくさん材料があると、つくりたいものが次々浮かんできてしまいますから、その気持ちもわかります。

もとクラフト
使う糸とビーズを決めたら、方眼紙に完成図の下絵を描く。それに合わせて刺繍のサイズを決め、実際に型をとっていく

先生にアドバイスを受けながら、ビーズと刺繍の形の組み合わせや配色を絞り出せたら、下絵を描いてやっと針と糸を手に持ちます。

最初に、下絵のサイズに合わせて針金を曲げて形をとり、薄手の布であるオーガンジーにその針金を縫い付けていきます。完成系の形は下絵で決まるので、大雑把に描いてしまうとイメージと違うサイズの完成品ができてしまうことも。初心者ならなおさら、下絵も手を抜かずにきっちり描いた方が良さそうです。

Earrings-workshop (15 - 27)
針金をオーガンジーに縫い付ける。縫うのに夢中になっていると、オーガンジーに型取りしたペンの線が消えてしまうので、注意
Earrings-workshop (9 - 27)
縁取りができたら、その上から本番の色の糸を覆うように縫い付けていく

デザインさえ決まれば、あとは黙々と手を動かすのみ!

もとクラフト
下絵の配色を見ながら、中を埋めるように糸を通していく

もとクラフト

もとクラフト

もとクラフト

黙々と手を動かす方もいれば、ひとり言で自分に言い聞かせながら針を進める方もいて、様々。一人で静かにものづくりをするのも楽しいですが、隣のひとと「それかわいいですね!」と言い合える時間は、ワークショップならではです。

もとクラフト
先生のお手本を見ながら針を進める

刺繍を終えたら、次はタッセルづくりです。

もとクラフト

タッセルは“ゆれる”ピアスの大事なパーツ。刺繍糸とビーズのバランスを見て、タッセルの長さを決めます。髪の長さや輪郭で、ベストの長さを探します。

徐々に、手の動かすスピードの差が出てくるため参加者の方々同士でも教え合いっこしました。

もとクラフト
白い枠に糸を巻きつけて糸の束をつくり、タッセルをつくっていく

もとクラフト

刺繍をし終えた後の色の処理と、耳につける部分のTピンや9ピン、丸カン(パーツをつなぐ丸い金具)を装着して、完成!

事前に飲み物の注文も取りましたが、みなさん終始真剣モード。お茶会をしながら完成品を愛でる時間は残念ながらありませんでしたが、できたての手づくりアクセサリーを見ているだけで、心がホクホクになりました。

もとクラフト、どうでしたか?

手づくりは、自分のイメージしているものを形にできるという点と、つくっている最中に無心になれるおもしろさがあります。

雑念を取っ払い、目の前の針と糸に集中するとかわいいアクセサリーができている、というのは一種の瞑想のようです。一心にチクチクと針を動かす時間は、誰に急かされることもなく過ぎ、あっという間でした。

本当にかわいい刺繍のアクセサリー。気になる方は、kana先生のワークショップへのご参加をオススメします。Twitter、もしくはInstagramで、随時告知されていますので、ご確認くださいね。

参加者の皆様、kana先生、ありがとうございました!

kana先生のお手本
おしまい

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探求者

立花実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。生もの&手づくりのもの好き。パフォーミングアーツの世界と日常をつなぎたい。北海道下川町で宿「andgram」をはじめました。→ さらに詳しく見る

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