いつもと暮らし

【編集長からの手紙】私たちは世界中どこでだって、仕事ができる in Bagan, Myanmar

友人知人に仕事の話をすると、驚かれることがあります。厳密に言えば、仕事の内容ではなく、仕事の仕方によく驚かれるのです。「パソコンとネット環境があれば、どこでも仕事ができるんです」。そしてそれは、国を超えても実現するようだぞ。なぜって、もとくらの編集長・伊佐は、今まさに世界を飛び回りながら国内にいる編集部と仕事をしているから。世界のどこかで待ち合わせができたら、楽しそうだなと思いながら、届いた手紙を開きます。

(以下、伊佐知美)

***

編集部のみんなへ

元気にしていますか? ミャンマーの玄関口・ヤンゴンから北へ600キロ、バガンという遺跡の町に来ています。ヤンゴンからバガンまでは、この旅で初めて長距離バスに乗って夜な夜な移動を……。って違う。私が今日話したいのは、交通手段のことではなくてね。

私たちは、世界中どこでだって、仕事ができる。バガンへ来て、そう思ったんです。

ミャンマー

町を移動する手段は、おもにEVバイクか、馬車、そしてチャーター制のタクシー。舗装されている道は多くなく、道を走れば砂埃、雨が降れば水たまりと泥に少し悩んでしまうような、そんな場所。

けれど私は、ここへずっと来たかったんです。11世紀、長く多民族が群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)したミャンマーの地を統一した、バガン王朝の2,000を超える遺跡が夕陽に染まっていく様を、一度はこの目で見たかった。

ミャンマー

朝も昼も、遺跡、遺跡。6月のミャンマーは雨季のため、ひとは少なく町は閑散としています(けれどよく晴れる)。遺跡と私。そんなシチュエーションの20分後には、ホテルへ戻って仕事をします。

ミャンマー

ミャンマー

ミャンマー

繰り返します。

私たちは、世界中どこでだって、仕事ができる。だからといって、必ずしも場所を変えて仕事をしろと言いたいわけではありません。

ただ世界中のどこでだって仕事ができると知った上で、「私はここで仕事をすることを選んでいるのだ」と思えるほうが、なんだか人生自由だな、と思ったんです。

立花さんや、小松崎さん、くいしんさんは、これからどこで仕事をしたいと思っていますか? ……とは言えやっぱり顔を合わせる機会は必要ですね。スカイプやチャットで会話はしているけれど、音や映像では、ひとの温度感までは伝えきれない。難しいところです(笑)。あとミャンマーの通信速度はそこまで速くありません。

私の旅も、2ヶ月目。来月末には一度日本に帰ります。そろそろ次の目的地・インドに向かおうかなと思っています。

ミャンマー

これまでに旅した国

2016年4月26日〜マレーシア・クアラルンプール

2015年5月5日〜インドネシア・バリ

2016年5月14日〜タイ・チェンマイ

2016年5月23日〜ラオス・ルアンパバーン

2016年5月29日〜ミャンマー・ヤンゴン、バガン

2016年6月6日〜インド・デリー、アグラ

2016年6月10日〜イギリス・ロンドン、ブライトン

帰国予定

2016年12月末(8月上旬、11月上旬に一時帰国予定あり)

編集長の旅の様子はこちらで発信中

Twitter:@tomomi_isa
Instagram;@tomomi_isa

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伊佐 知美

旅するエッセイスト、フォトグラファー。1986年生まれ、新潟県出身。世界中を旅しながら取材・執筆・撮影をしています。→ さらに詳しく見る

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