いつもと暮らし

【今日のひとしな】梅木直美工人作「蔵王高湯系えじここけし」

一般的なイメージとは一風変わった、まんまるい胴体を持つこけし。こうした形のこけしを「えじここけし」と呼びます。

そして蔵王高湯系は、ぜんぶで11系統あるこけしのタイプのなかでも、比較的新しいこけし。山形県蔵王温泉から誕生した系統です。こけしは、11系統それぞれ色柄形や表情が違い、特徴があるのです。

「えじこ」とはカゴの名前。農作業の最中、子どもを中に入れていたカゴを、「えじこ」と呼びます。「えじここけし」は、そのカゴの中から顔をのぞかせている赤んぼうを表しています。

ちょん、と乗っかった頭は、黙々と農作業をおこなう大人たちを見上げながら、いったい何を考えているのでしょうか。

このこけしのこと

蔵王高湯系えじここけし
作:梅木直美

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立花実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。生もの&手づくりのもの好き。パフォーミングアーツの世界と日常をつなぎたい。北海道下川町で宿「andgram」をはじめました。→ さらに詳しく見る

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