豪華ゲストを迎えて全5回で開催した「鳥取メディア研究部~ぼくらが伝える、鳥取(以下、鳥取メディア研究部)」。本記事にてお届けする10月21日(土)開催の第5回で、ひとまず最終回です。
同プロジェクトは鳥取県と日本財団が実施している「県の魅力の再発見・価値の創造」プロジェクトの一環で、主催はTom Cat(Tottori media creative action team)(*1)。「灯台もと暮らし」も協力しています。
(*1)Tom Cat:一般社団法人ワノクニ、とっとりずむ、鳥取マガジンが協働する鳥取メディアクリエイティブアクションチームの略称。
【鳥取メディア研究部】の開催前夜……筆者・くいしんと今回のゲストである「ジモコロ」「BAMP」の編集長・徳谷柿次郎さんは、鳥取駅近くにあるブックカフェ「ホンバコ」さんで、当日の打ち合わせをしていました。
そんな夜に柿次郎さんから提案されたのは「くいしんさんと一緒にやる予定のトークセッション、ラジオとして収録して、記事に載せちゃいましょう」という企画。
「イベントのレポート記事を書くことは決まっていることなのに、なぜいきなりそんな提案を?」
それは、「ざらつきをつくるため」。「Re:S」「のんびり」編集長の藤本智士さんの著書『魔法をかける編集』を例に出しながら、お話は進んでいきました。
それではさっそく、お聴きいただけましたら幸いです。
徳谷 柿次郎(とくたに かきじろう)
1982年、大阪府生まれ。2011年に株式会社バーグハンバーグバーグへウェブディレクターとして入社し、2016年12月末に退社。2017年1月に株式会社Huuuuを立ち上げる。「ジモコロ」「BAMP」編集長。
ラジオの目次
00:00
・今日はラジオ形式です。試しにやってみてもいいですか?
02:30
・ふつうにしゃべることに飽きてきている
04:30
・“リトルトーキョー”を目指しちゃダメ!
12:30
・東京にはイベントが溢れすぎている
・恵比寿のIT系のパーティ
15:00
・宮崎駿がセミナーに行きますか?
17:45
・書いた記事は「誰も読んでくれない」と思ったほうがいい
19:00
・地方取材のスケジュールパツパツ問題
21:15
・「余白」が大切
・『魔法をかける編集』の藤本智士さんはすごい
・偶然出会ったお店に立ち寄って「話を聞いてもいいですか?」
24:15
・鳥取砂丘には緑が増えている
25:30
・「お前が捨てんな!」
・「なんもないよ」の呪い
・地方にも「美味しいお店」はいくらでもある
28:00
・「鳥取ぽかぽか温泉」めっちゃすごいんですよ
32:30
・地のモノの魅力
・日本酒は日本で飲むのが一番美味しい
35:15
・ローカルメディアの記者、腰にくる問題
39:00
・「ざらつき」をつくる?
41:45
・インタビュー記事、世の中に溢れすぎ問題
43:00
・編集者は性格悪い
・ふたり共、性格悪いですよ
47:45
・公開質問タイム
・ローカルメディアの記者、土日に家にいない問題
51:00
・妻は最初の読者、最初に地方のおもしろいネタを聞いてもらう
53:30
・全国のひとに鳥取のことを届ける視点と、鳥取のひとに鳥取のことを届ける視点は全然違う
58:15
・なんでウェブメディアにお金を払わなきゃいけないんですか?
終了(1:04:24)
ラジオ本編はこちらから
(※64分あります。ダウンロードする場合は、サイズが58.9MBあるのでお気をつけください)
ワークショップの様子
***
ラジオ収録の中で何度も繰り返しお話したのですが、鳥取メディア研究部は本当に熱量の高いチームで、運営サイドでありながら、ひとりのメディアを運営する者として、とても刺激を受けました。
イベントレポートとしても全5回にわたって【鳥取メディア研究部】のことをお届けしてきました。株式会社MASH代表の染谷昌利さんによるインターネット上の情報発信の基礎講座。
女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン「箱庭」編集部の森史子さんによるSNSの発信術と、写真の重要性。
「ことりっぷ」のウェブプロデューサー・平山高敏さんによる、熱量のあるコミュニティつくる大切さ。
イケダハヤトさんによる「まずはしっかりお金を稼ごう!」というお話。
そして今回の柿次郎さんによる「ざらつきをつくる」をはじめとした、編集論。
僕自身とても印象的だったのは、5名のゲストみなさんが同じように言っていた「とにかく続けましょう。ウェブでは、発信し続けることがとても大切です」ということ。
灯台もと暮らしはオープンからまだ3年ですが、【鳥取メディア研究部】を通じて改めて、今後も長く続けていこうと思ったのでした。
【鳥取メディア研究部】から、新たな活動が続々と生まれているようです。今後も、引き続き【鳥取メディア研究部】とそこから生まれるメディアやブログを、応援していきたいと思っています。
懇親会の様子
(この記事は、日本財団と協働で製作する記事広告コンテンツです)
文章:くいしん
写真:奥平 大