多様な生き方を選べる今だからこそ、女性の生き方を考えたい―。そんな想いから生まれた全5回のイベント「編集女子が『私らしく生きるため』の作戦会議シリーズ」。
「ウェブコンテンツ作戦会議」と銘打って開催した第1回目に対して、第2回目は「紙コンテンツ作戦会議」がテーマ。2015年4月25日、東京都神保町のイベントスペース「EDITORY」で、『ソトコト』や『TURNS』などの紙媒体に携わる編集者の方々をゲストにお招きして開催しました。
入り口ではウェルカムドリンクがお出迎え
イベントのメインであるトークセッションが始まる前の時間を彩るのは、フードドリンクユニット「Uchila」さんが提供するウェルカムドリンク。
おいしいレモネードを作ってお出迎えしてくださいました。参加者の方々はドリンク片手に喉を潤しつつ、いよいよ登壇者が前へ。
トークセッションの第1部は「作り手女子の働き方」、第2部は「女性が働くということ」について。今どんな風に働いているの? なぜ編集者の道に? さまざまな話が飛び交うトークセッションでしたが、この記事ではイベントレポートとして、参加者から登壇者への質疑応答をちょこっとご紹介いたします。
Q.編集者は何をする仕事なの?
『TURNS』編集者:松本麻美さん(以下、松本) 編集者は取材対象者の魅力を見つける仕事だと思います。『TURNS』であれば「ローカルに生きる」という媒体テーマと、完成した記事との距離をどれだけ縮めることができるのか、というディレクションですね。
『ソトコト』編集者:木村絵里さん(以下、木村) 「黒子」だと思っています。見えないところで、みんながいい気持ちで取材をできるようにする人。取材が終わったあとにスムーズに記事にできるよう、連絡したり調整したりします。
フリーランス編集者:鈴木絵美里さん(以下、鈴木) 編集者は企画の言い出しっぺであり、取りまとめ役であり、かついちばんの雑用係。企画の骨子を組み、素晴らしいチームを組めれば、自分がすることはなくなる人だとも言えるかもしれません。だから企画を言い出す時に編集としての視点をメンバー全員にきちんと伝えきれるかが大切。プロジェクトでこぼれてしまうところは、丁寧に拾っていきます。
Q.紙媒体のメリットとは
松本 紙媒体はコミュニティが形成されやすいと思います。というのも、紙の雑誌や書籍は書店に行かないと手に入れられないし、書店によっては扱っていないところがあります。要するに、その段階でフィルターがかけられて読者が限られるので、ファンクラブのようになりやすい。編集者は「読者は○○ということについてすでに知識がある」という前提で、記事をつくることができるのではないかと思います。
鈴木 紙媒体は物理的に果たせる役割があるのだろう、と考えています。そのひとつが、重要なもののバックアップを取っておけること。最近はどのように情報を「残す」か、100〜200年後の人に伝えることができるのか、などをよく考えて人と話す機会が多いですね。
Q.特集の決め方は?
木村 『ソトコト』は月刊誌なので、年末に翌年分(12ヶ月)の特集テーマをあらかじめ決めています。編集部員みんなで企画を提案して、最終的に編集長が決定します。
鈴木 紙の雑誌の場合は、一年分を先に見越して特集を組むことが多いですよね。なぜなら、雑誌は広告があってこそ成り立つモデルだから。どんな特集になるのかが事前にわかっていないと、テーマに沿った広告を入れるために営業メンバーが動いていけないですもんね。
佐野 なるほど。ウェブの場合は少し違いますね。おおまかに特集の予定を立てることはあるけれど、その通りにいかないことが多いかもしれません。と言うより、そこを流動的にできるのがウェブの強み。世間の流れを読んで、今そのときにおもしろいと思ったことを特集として取り上げてしまうこともあり得ます。
トークセッション終盤では、結婚したら働き方は変わるのか、一生編集者として働きたいのか、という話題も。会社員やフリーランスの編集者が普段どのように働き、何を考えているのかを赤裸々に語る時間となりました。
美味しいごはんとドリンクで懇親会!
トークセッション後には、大人気のフード・ケータリング「MOMOE」さんのごはんが登場。懇親会がより一層盛り上がります。
飲み物は「Uchila」さんのお手製サングリアと、暮らしに寄り添う新しいのみもの「キリン オフホワイト」。みなさんほろ酔い気分で編集談義に花を咲かせていました。
もとくら編集部としては、せっかく参加者の方々のナマの声を聞けるチャンス! ということで、会場にいらっしゃった方にイベントの感想を聞いてみました。
作戦会議、どうでした?
- ドリンクやフードまでこだわった空間作りがされていて、とても居心地よく話を聞けました。(Kさん 女性 会社員)
- 実際にウェブメディアを立ち上げたいと思っていて、参考になりました。運営していく際にコンテンツをどう見せていけばいいのかヒントをもらえた気がします。(Kさん 女性 会社員)
- 仕事の話だけではなく、それを取り巻く女性の生き方とか、結婚の話まで触れて赤裸々に語られていたからおもしろかったです。もっとそのへんの話を深く聞いてみたかった! (Wさん 女性 フリー)
- 同世代の女性たちが何を考え、どういう働き方をしているのかを知れたのが良かったです。普段、あまり関わりのない業種の人たちの話でも、女性というだけで共感できる部分も多かったし……。(Mさん 女性 会社員)
- 文字で伝えるだけでなく、コミュニティを形成していって、そこから発信するというスタイルは、以前ぼんやり考えていたことでもあったから、参考になりました。実際に行動にうつして成功している人はまだそんなにいないから、もとくらがそのスタイルを確立してくれるといいなあって。(Sさん 男性 会社員)
KIRINさんから提供していただいた、「キリン オフホワイト」も大好評!
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- 味が上品な発泡酒。フルーティで飲みやすいです。ビールが苦手な女子には、ビール入門としていいかも。(女性 会社員 Kさん)
- 飲みやすくてスッキリしてる。泡立ちも楽しめますね。(女性 大学生 Kさん)
- パッケージがかわいいですね。触った感じのちょっとザラザラした質感も◎。一般的なビールのイメージと違って、ギラギラしていないので手に取りやすいです。(女性 会社員 Mさん)
ちなみに「キリン オフホワイト」は、ビールが苦手な女性向けに開発されたお酒ですが、ビール好きな男性にも、ちょっとホッと心安らぐ晩酌のお供としておすすめ。女性とお酒を飲む時も、一緒に楽しめる発泡酒です。
これから暑くなる季節。仕事帰りに、ちょっと休憩したいときに、一杯飲みたいお気に入りの飲み物になりそうです。
>>「キリン オフホワイト」の購入はこちら「LOHACO」
お酒がすすむとトークも弾む。最後は会場の撤収時間に合わせて一端打ち切りになってしまいましたが、まだまだ話し足りない! というお声を、次回に活かしたいと思います。
ということで第3回目もやります!編集女子が“私らしく生きるため”の旅コンテンツ作戦会議
“私らしく生きるため”の作戦会議シリーズ 第3回ゲスト/「ことりっぷ」編集部 中村あゆみさん
■日時
5月31日(日)11時〜14時(トークセッション+懇親会)
■参加費
3,000円(イベント観覧+懇親会) ※懇親会はドリンク(アルコールあり)、軽食付きとなります
■参加申し込みページ
編集女子が“私らしく生きるため”の旅コンテンツ作戦会議
■イベント詳細
ファッション、グルメ、旅、恋愛、お金──現代に生きる女性の興味は多種多様。世の中の動きや流行にも敏感で、いつでも新しい情報をキャッチするためのアンテナを張っています。
だからこそ、今、大きな注目を集めているのが女性向けのメディアやサービス。ユーザーが女性なら、もちろん作り手も女性。編集長、ライター、ブロガー、デザイナー、エンジニアなどそれぞれの役割を担う女性たちは、何を考えながら女性に向けたコンテンツを生み出しているのでしょうか。
クリエイティブな女性たちの仕事、生き方、そしてこれからの時代の女性のあり方について迫る全5回の連続イベント「“私らしく生きるため”の作戦会議シリーズ」。
「ウェブコンテンツ作戦会議」「紙コンテンツ作戦会議」と銘打ったこれまでのイベントに対して、第3回は「旅コンテンツ作戦会議」。旅の編集に関わる女子1人をゲストに迎えて開催します。
登壇者は、旅と日常をつなぐ、旅好きな女性のためのメディア「ことりっぷ」編集女子の中村あゆみさん。聞き手はこれからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」の編集長(旅大好き)・佐野知美です。
旅好きの女子たちが作り手になったきっかけ、日々考えていることや暮らし方、そしてこれからの生き方に迫ります。
■こんな方はぜひご参加ください。
- 女子編集者の本音や生き方を知りたいユーザー、業界関係者のみなさん
- 新たな女性向けサービスを開発したいクリエイター・デザイナー・編集者・ライターのみなさん
- 編集者になりたい女性の方
- これからの自分の生き方を考えていきたい女性の方
- 自分の旅を発信したい方
- とにかく旅が好きな方
- 旅好き仲間がほしい方
(女性向けのイベントになりますが、男性のご参加も大歓迎です)
■バナー作成協力
女子クリエイターのためのライフスタイル作りマガジン「箱庭 haconiwa」
■主催
これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」(株式会社Wasei)