場に集う

阿佐ヶ谷にて、ことりっぷ主催「すぎなみの酒場トークイベント 行きつけのみつけかた」で飲み語らいました

東京都杉並区と言えば、「灯台もと暮らし」で西荻窪特集でも取り上げたことのある、馴染み深い地域のひとつです。

その杉並区の阿佐ヶ谷で、編集女子シリーズでもお世話になったことりっぷさんが主催のイベント「すぎなみの酒場トークイベント 行きつけのみつけかた」が開催されました。

登壇者は、文筆家の木村衣有子さん、料理家・写真家のminokamo(長尾明子)さん、そして株式会社Wasei代表の鳥井弘文の3名。「行きつけのお店ってどうやって見つけるの?」「行きつけのお店の条件は?」など、グラスを片手に語り合う時間となりました。

Spile cafeのごはん
「spile cafe」はスパイスをたっぷり使った料理が売り。今回もスパイスを使ったおつまみをご用意いただいた

spile cafe

木村衣有子(きむら・ゆうこ)さん

木村 衣有子(きむら ゆうこ)@yukokimura1002

1975年栃木生まれ。文筆家。東京と東北を行き来する日々。著書に『京都カフェ案内』、『はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記』(亜紀書房)、『もの食う本』(ちくま文庫)、リトルプレス『のんべえ春秋』などがある。11月11日に新著『コッペパンの本』を発売。

長尾明子さん

minokamo(長尾明子)

1972年岐阜生まれ。料理家・写真家。東京在住。minokamo主宰。「ごはんで町を元気に!」をテーマに、日本各地で地域の素材を活かし、イベントの開催や道の駅メニュー、雑誌のレシピ等の提案をしている。著書に「ふるさと雑穀のっけご飯」(みらい出版)がある。

鳥井弘文

鳥井 弘文(とりい ひろふみ)@hirofumi21

1988年北海道生まれ。ブログ「隠居系男子」、Webメディア「灯台もと暮らし」を運営している株式会社Wasei代表。日本酒が好き。

「行きつけ」のお店の条件

行きつけのみつけかた

鳥井 弘文(以下、鳥井) 本日はよろしくお願いいたします。今日は会場のみなさんも僕らも、飲みながらお話できればと思います。最初に、おふたりの自己紹介からお願いできますか。

木村 衣有子(以下、木村) 木村衣有子と申します。文章を書く仕事をしていて、酒場を取材することも多く、飲むのは大好きです。今は都内の北千住と福島を行ったり来たりして暮らしているので、杉並区は若干アウェーですが、よろしくお願いします。

minokamo(以下、minokamo) 岐阜県美濃加茂市出身で、「minokamo」を主宰している長尾です。普段は料理家・写真家として、ごはんを通じて楽しい場づくりをする活動をしています。阿佐ヶ谷は初めて上京したころに住んでいた街で、今日は久々に駅を降りてジワッと来るものがありました。よろしくお願いします。

鳥井 今日は「行きつけのみつけかた」というテーマなんですが、行きつけってそもそもなんだろう、という「行きつけ」という言葉の定義から考えていけたらと。

木村 昨日、国語辞典で調べてみたんですけれどね、私が持っている辞書には「行きつけ」という言葉は載っていませんでした。

minokamo 調べたんですね(笑)。行きつけというと、その店の常連ということかもしれないですけど、常連にも幅がありますよね。1年に1回行って「久しぶり」って覚えていてもらえる常連さんもいるし、毎週1回は必ず行くというひともいるし。

木村 お店のひとにも他のお客さんにも、「あ、あのお客さんだな」ってある程度認識されていて、少なくとも嫌われていない状態であれば、行きつけの店だと言えるかなと思います。

minokamo 行きつけではないお店だと、のれんをくぐるときにドキドキしたり、気が張ったりすると思うんですけど、行きつけのお店だと、実家に帰った時のような素の自分でいられますね。

鳥井 どんなお店が行きつけになりやすいか、共通点はあるんですか?

minokamo 私の場合はざっくり言うと、その店の店長の人柄が大きいですね。その店長がつくるから料理やお酒が美味しく感じるかもしれません。「人柄=料理」というか。お店の大将っていろんな方がいますけど、みなさん今までいろんな人生を歩まれてきているんだろうなと思うんです。そういう方がつくる料理は、旨味が増してお酒がすすみます。

鳥井 料理の美味しさとかよりも、人柄とか居心地の良さが大事になってくるんですね。

行きつけイベント

木村 居心地の良さで言うと、カウンターがあって、強いて言えば立ち飲みもできる店だとなお良し、ですね。たとえばカウンターで7つしかバースツールがない店で満席の時、8人目のお客さんが来たときに立ち飲みOKなら惨めにならない。もしかしたら「じゃあ俺そろそろ出るよ」って席を譲ってくれるひとがいるかもしれないし、そうでなくてもカウンターの椅子に座れなくても疎外感を感じなくて済む。今、私の行きつけのお店を想像しながら話しているんですけど(笑)。北千住の「ボケロン」っていうお店は、そんな感じです。

おふたりの実際の行きつけのお店は?

鳥井 あ、せっかくなのでおふたりの行きつけがどこか、教えていただけますか?

木村 「ボケロン」はそのひとつですね。女のスナックみたいな感じ。

minokamo 今日は阿佐ヶ谷にいるので、阿佐ヶ谷のお店をご紹介すると、「だいこんや」という名前のお店がおすすめです。元鯨漁師さんが営まれているという噂ですが、注文をとると、厨房のご夫婦が「あいよ~!」って声をかけてくれます。あとは「鳥よし」という居酒屋さん。温泉ラーメンっていうのがあって、それが美味しいんです。

木村 「鳥よし」はラーメン屋ではないんですか?

minokamo 焼き鳥居酒屋ですね。上京当時からお世話になっている大将がいるんですが、私が無職になった時「財布が空っぽになっても、お腹が空っぽになったらいつでも来な」って言ってくれて。大将がつくる料理は、どれも懐かしい味がして美味しいんですよね。餃子も絶品です!

わらしべ方式で行きつけが増えていく“飲み屋数珠繋ぎ”

木村 行きつけの店の条件とまでは言いませんが、その店が開店してから間もない頃から知っているというのは、行きつけにしやすいかもしれないですね。

大勢のお客さんのうちの一人ではあるけれど、「あの時から知ってるよね、うちら」みたいな感覚が生まれて、居心地が良くなります。私がそういう関係性が好きだからかもしれませんが、開店後3ヶ月マジックはあるかもしれません。

鳥井 アイドルで誰を推すかみたいな話と似ていますね。デビュー当時からずっと応援してきて、徐々に人気が増していく過程も知っているというか。

minokamo オープン当初から知っていると、昔から知っているスタッフの子がその後どこかへ嫁いだりとか、いろんな人生ドラマがあるんですよ。

木村 擬似親戚感はありますね。友達とは違ってマメに連絡を取り合うわけではないけれど、なんとなくバックグラウンドを共有している関係って、ちょうどいい距離感でいいなって思います。

鳥井 行きつけの店の店長とかお店の方に、自分のことってどれくらい話しますか?

木村 私は酒場を取材する仕事もするんですが、そういう身の上話は、最初からはしません。親しく話すようになるまでは「日本酒の熱燗が好きで、どうやら近くに住んでいるらしいおばさん」くらいに認識されていたいなと思います。

minokamo 私も言わないかな。年齢とか職業を聞かずに、先入観なく初対面の方と自然と仲良くなるのが、おもしろいなと思っていて。

鳥井 行きつけのお店では、やっぱり気張らずに、名前も知らないけど気が合うような方々との空気を楽しみたいという部分もあるんでしょうか。

木村 そうですね。3回くらい同じお客さんとタイミングが合ったら、話しかけてもいいかもしれない。ただ、話しかけてはいけないという意見もありますよね。昔、名前を聞いてすっごい怒られたことあります。

minokamo 私も、隣に座っていた男性のお客さんが、別のところに座っている女性のお客さんにビールを注文しようとしたところを、見かけたことがあるんですけど。

木村 バーであるような、「あちらのお客様からです」みたいなこと?

minokamo そうです。「あの子にビールを」みたいな感じで注文しようとしたら、店の大将がすごく怒ったのは見たことあります。「うちはそういうのやっていないんだ」って。お店がお客さん同士の距離を守ろうとしてくれているんだってすごく感じました。

長尾明子さん

鳥井 他にやってはいけないタブーってあるんですか?

木村 「ボケロン」では気が合いそうなお客さんは、お店のひとが引き合わせてくれますね。「木村さん、あのひとおもしろいよ」とか。逆にどんなに気が合うと思っても、店側からはつなげないポリシーがあるという所もあるみたいですね。どっちもありだと思います。

minokamo 高円寺の有名な「抱瓶(ダチビン)」っていう飲み屋さんは、満席になるとどんどんお客さんが相席になって、いつのまにか知らないひと同士で乾杯している状況になりますね。

そういうところだと、同じ趣向のお客さんが来ていることが多いので、店に来ているお客さんに好きな飲み屋を教えてもらうのは良いかなと思います。そうすると好みのお店の情報がどんどん広がっていきますよ。

木村 飲み屋数珠繋ぎは有効ですよね。

minokamo あっ、そういう言葉があるんですね(笑)。

木村 いや、いま私がつくりました(笑)。みんな飲むのが好きだから、快く教えてもらえますよ。

鳥井 飲み屋数珠繋ぎをするときは、ネットのクチコミは参考にされます?

木村 見ますけど、ネットの情報だけではあんまり判断しないですね。誰かが言っていた情報と合わせて見ることならあるかも。

minokamo 私は誰かから聞いたら、特に調べず、もう行っちゃいますね。ネットはまぁ、現代社会に生きているので見ることはありますが情報がありすぎて疲れちゃうんです。郷土料理の仕事をしている時も、地元のおばあちゃんにレシピを聞いたほうが早いし、リアル。どんな料理なのか、パッと想像が湧くんです。なるべく、ひと経由で仕入れた情報が欲しいし、そちらを信用しますね。

鳥井 ひとに教えてもらった情報を大事にしたいひとは増えているなぁと僕も思います。あとは、評判がいい悪いに関わらず、とりあえず行ってみて、失敗する経験も大事な気がしますね。

木村 それは28歳の意見ね。

会場 (笑)

木村 もう「とりあえず」の失敗は100万回あるので、慎重になったな。行きつけは、時間をかけて、歳を重ねたからこそ得られる数少ないものなんですよ。肌の輝きと引き換えに、行きつけの店を得る、ということですね。

minokamo あはは(笑)。

鳥井 精進します……(笑)。

行きつけがある街で暮らしたい

鳥井 実際に行きつけになりそうなお店や、良い飲み屋を見つられる街ってあるんでしょうか?

木村さん

木村 飲み屋街のある街に、私は住みたいと思いますね。四六時中ひとがいるので。昔だったら、夜に女のひとりで歩いていると危ないって言われたのかもしれないですけど、今は時代が変わって、飲み屋街があると夜も明るくて安心だって感じる。

長尾 本当にそうですよね。私が阿佐ヶ谷の後に住んだ街は、昼間はおいしいお店がたくさんあるんですけれど、夜は飲み屋がなくて。そこには3年間住みましたが、ひとりも友達ができませんでした。でも阿佐ヶ谷に住んでいた頃は、飲み屋に行くと必ず知り合いとか、飲み友達がいて。飲み屋街があると、酔っぱらいには注意しなくちゃいけませんが(笑)。

鳥井 今は飲み屋街がある地域の方が安心感があるんですね。

minokamo 東京って、すごくおしゃれなところばかりではなくて、地元の美濃加茂市ではなくなってしまった八百屋さんとかお豆腐屋さんが今でも残っているんですよね。都会のようでいて、意外と日本の古き良き場所が残っているんです。

木村 商店街が残っているのは本当にいいですよね。田舎になるほど車の文化だから、商店街が廃れてしまうって言いますし。

minokamo 阿佐ヶ谷に限らず杉並区全体を見ても、たくさん商店街がありますね。歩いているからこそ、そのスピードで気づけるお店がいっぱいあります。それに阿佐ヶ谷は昼と夜でまったく景色が違うのがおもしろいんですよ。夜になると提灯がポンポン出てきたり、スナックの明かりが目についたり……。

木村 周りが明るすぎないから、飲み屋の明かりが目立つんですよね。

行きつけイベント

木村 私、ホント北千住の話ばかりで申し訳ないんですけど、行きつけの「ボケロン」というお店は、私が初めて一人で行くことができた飲み屋だったんです。見つけた当時は別の場所に住んでいたんですが、「ボケロン」があったから、北千住に引っ越しました。

鳥井 行きつけのお店ありきで、住む場所も決めたんですね。

木村 そう。で、ボケロンの店主に、どこで髪切っているのか聞いて、教えてもらった美容室に行って、その美容師さんに風邪ひいた時にどこの病院に行くのがいいか教えてもらって、かかりつけの病院を見つけました。飲み屋に限らず、生活に必要な情報も、それこそわらしべ方式で教えてもらいましたね。

鳥井 ネットで調べたらいくらでも分かるけれど、わらしべ方式を選びたいという感覚ってある気がしますが、なぜそういう方法がいいなって感じるんでしょうね。

木村 「うちの店をどこで知ってもらえたんですか」って聞かれたときに、クーポン券とかを出すよりは、誰々さんから聞いて来ましたって言うと、話が広がるんです。そういうつながりは、現場で直に言葉を交わさないと得られないものですね。

鳥井 たしかに地元の方が通っているお店って、すごく信頼感あります。特に東京以外だと、地域の特産品を使った有名な居酒屋には観光客ばっかりで、逆にネットではそこまで評価が高くないお店が地元の方に愛されている、というようなことも多い気がします。

minokamo そういえば、山形県の酒田市に行った時、勇気を出してのれんをくぐったお店が、地元の方々がたくさん集まっている場所だったんです。旅先だし、「ちょっといいお酒を飲もう」なんて思っていたら、そのお店のお母さんが、「せっかくここに来たなら、みんなが飲んでいるお酒を飲みなさい」って声をかけてくれて、地元の方が飲んでいる日本酒を出してくれたんです。それがえらく美味しく感じて。地元の方たちとの乾杯がすごく思い出に残っていますねぇ。

木村 旅先の話ではないですが、新しい店に行く場合は、私は誰かと一緒に行きますね。ひとを誘って行って、「何この店! ガッカリ」という場合は、2軒目で行きつけに行って飲み直すという流れが多いです。でも今、話しながらそういえば最近新規開拓していないなって思い出しました。

minokamo そう言われると、私も20代の頃の方が冒険心があったのかも。ちょっとモチベーション高い時は新しい店へ行くかもしれないし、落ち込んで「とりあえずビール!」みたいな時は慣れ親しんだお店へ行くし。その日の気分によりますね。

質疑応答タイム

spile cafe

鳥井 みなさんも良い感じでほろ酔いになってきたところで、質疑応答タイムに入りたいと思います。

Q1. 一日何店舗くらい回りますか?

木村 3軒が上限かもしれないですね。旅先だと、それこそ限られた時間だから思い切っていろいろ回るかもしれないけど、日常だと2軒がふつうかな、もしくは3軒。

minokamo 2軒目ではゆっくり話せる場所へ行くことが多いですかねぇ。

木村 あと飲み直しね。さっき言ったみたいに、1軒目がイマイチだった時は、2軒目で飲み直す。魔法の言葉「飲み直し」。何も直らないんだけど(笑)。

Q2. 酒場で出会いってありますか?

minokamo それは……どんな出会い?(笑)

鳥井 男女の出会いとか、仕事につながる出会いとか、そういうことですかね?

minokamo ふむふむ。

私、必死に営業をしていた時期があったんですけれど、30代になると素の状態で行った飲み屋での出会いが、結果仕事につながることがありました。営業をかけていた時は、自分をアピールしたいと力んでいたのかもしれません。でも飲み屋では、全然気を張っていなかったから良かったのかなと思います。その流れで男女の出会いもあるかも……しれないですねッ。

木村 飲み屋で出会って結婚した話はよく聞きますねぇ。私の場合は、仕事は仕事としての出会いのほうがうまくいくことが多くて。酒場はその場で盛り上がって「あー楽しかった」、で終わることが多いですね。名刺を忘れていくくらいがちょうどいいのかなって思います。

鳥井 酒場で出会いを求めてくる男性ってどう思いますか。やっぱりイヤですか?

木村 ある日「ボケロン」で――あ、またボケロンの話ですみません――「やれやれ」ってお疲れ気味の女性がいて。どうしたのか聞いたら、別の街で飲んでいて、カウンターで隣り合った男の人に、かなり強引な口説かれ方をした。「いいよね、北千住は上品で」っておっしゃっていました。ま、北千住が上品な街かは置いておいて、そういうことをされるのをめんどうだと思うひとはいると思います。

minokamo あまり最初から期待をして行っちゃうと、何もないかもしれません。あんまり鼻息荒げて行っても、ねぇ。日常生活でも、初対面で突然友達になりましょう、ということはないと思いますし。

Q3. 好みのお店で飲みすぎてしまって、次のタイミングで行く時どんなテンションで行ったらいいか分かりません。

minokamo リアルな質問ですね(笑)。

木村 もし「この前すごい飲み過ぎちゃったなーでもあの店もう一回行きたい」っていう場合は、どこかで飲んでから勢いをつけて行きますね。まぁ飲み屋の店主って、毎日酔っ払いを見ているし猛獣使いのように百戦錬磨ですから、身をあずけていいと思いますよ。

会場 (笑)

minokamo オーナーさんは成長過程を見守ってくれていると思うので、大丈夫だと思います(笑)。お酒を飲んで、楽しくなれるのって、単純にいいことだと思いますしね。

鳥井 ぜひ、このイベント後も、みなさん気になるお店にはしごしてみてください。今日はありがとうございました。

木村・minokamo ありがとうございました。

(この記事は「ことりっぷ」と「中央線あるあるPROJECT」と協働で製作する記事広告コンテンツです)

会場になったお店

cafe spile

cafe spile
住所:東京都杉並区阿佐谷南 3-4-22
電話番号:03-6317-7282
営業時間:火~土曜日 11:45~23:00(LO 22:00)、日曜日 11:45~20:00(LO 20:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌営業日)
公式サイトはこちら

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立花実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。生もの&手づくりのもの好き。パフォーミングアーツの世界と日常をつなぎたい。北海道下川町で宿「andgram」をはじめました。→ さらに詳しく見る

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