編集部員がこれからの暮らしを考える企画【ぼくらの学び】。写真が上手いひとに学ぶシリーズ、第三回目です。

今回学びたいことは「撮った相手に喜んでもらうために、何をしているのか?」。

この問いを掲げたきっかけは「いい写真とは、シンプルに被写体の方に喜んでもらえる写真ではないか?」と考えたことにあります。

そこで、ぼく(編集部・タクロコマ)は、個人的にもファンとして尊敬している、写真家の浅田政志さんを訪ねました。

浅田さんに取材を申し込んだのは

  • 灯台もと暮らしと近しい「家族」と「地域」が主な撮影テーマ
  • もし自分が浅田さんに写真を撮っていただけたら、ぜったいに嬉しい!と思える

と感じたことが理由です。

(以下、一部写真提供:浅田政志)

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2017年 青森県広報広聴課発行「青森活写ッ!』
浅田家
2006年 浅田家「消防士」
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2012年 秋田県フリーマガジン「のんびり」

浅田さんは、自らの家族を写した写真集『浅田家』(赤々舎)を刊行し、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。『NEW LIFE』(赤々舎)、『家族写真は「」である。』(亜紀書房)など、「家族」をテーマに活動し、日本各地を飛び回っている方。

来年開催を控えた、道後オンセナート2018のメインアーティストでもある浅田さんは、この打合せの前に取材の時間をつくってくれました。

[1]撮影の基本|被写体と一緒に写真をつくる関係を築く

撮りたい写真を提案する

浅田政志さん

── 浅田さんの写真は、周到な準備と被写体の方の協力がなければ撮れない一枚だと感じます。単なる撮影技術とは別のところに、初心者でも写真を上手に撮るヒントがあると思っています。撮影に入るまでに、いつもどんなことをしていますか?

浅田政志(以下、浅田) 地方に撮りに行く時は雑誌や地方のPRの仕事がメインです。お互い「初めまして」の状態で撮ることが、結構多いんですよね。

だから、いきなり写真は撮らないです。最初は雑談だったり、今日はこういう写真を撮りたいっていうことを、ちゃんと被写体の方とすり合わせたりするようにしていて。

モデルさんとか俳優さんだと、自分がどう立ち振る舞ったらいいとか、経験値でわかるじゃないですか。けどそれはね、モデルじゃない方の場合はわからなくて当然。

撮影ってなったらやっぱり身構えちゃったりさ、笑っていいの? どう立ったらいいの? って戸惑ったりする。

だから事前に「こういう写真を目指していて、こういうふうに撮りたいですよ、どうでしょうか?」と自分の考えを伝えます。

被写体の意見が入った写真をつくる

浅田 すごくいい撮影の現場には、被写体の方の意見が必ずあるんですよ。

ここが自分たちにとって思い入れのある場所だから、こういう場所で撮ったほうがいい、だとか。こういう意図だったら、隣のおばちゃんとか地域のひとも呼んで撮ったほうがいいんじゃないかとか、祭りの衣装をみんなが持ってるから着てこようか、とか。そういう意見が出てくるんです。

初めて行く土地で初対面の方を撮るとなると、僕らはそこまではわからないじゃないですか。

── そうですね。

浅田 まとめると、まず撮りたい写真の叩き台をつくる。被写体になっていただく方に意見を求める。

すると少しずつ意見がぽろぽろ出てくるし、その中で教えてもらうことがたくさんある。そうなんですねーこれいいなぁみたいな感じで、みなさんの意見を広げてくんですよ。

で、写真を構成していきます。撮るひとと撮られるひとが共犯になって、伝えたいことの純度を高めてくんですよね。

自分の意見が通ることが増えていくと、みなさんがどんどん協力的になってくれる。ただ写真家に撮られた写真じゃなくて、自分の意見も入った写真になってくるので。自分たちで1枚をつくりあげるような感覚になってくるんですよ。

みんなの意見を取り入れながら、そういう写真がいいよねって思えるイメージが湧いて、被写体の方と共有できてから撮影に入ります。

どう撮られたらいいか分かってるから、みなさんもグッと撮影に集中してくれるんです。

おもしろいのは、話し合いでこの絵がベストだと思っていても、実際に撮ってみたら、さらにこっちがよかったっていう場合もあるところ。そういう時は柔軟にイメージを変化させていきます。

話し合いがあって、撮りたいイメージがあって、なおかつ撮影現場でヒントがあって、ミラクルな撮影になることもある。それもすごいよかったねーってなったりするので。

撮影の基本は、被写体の方と一緒に作品をつくるような関係になるってことですね。

だから、写真家が来ました、じゃあ今日は僕の言う通りに撮らせてください、というわけじゃない。そこがミソなんです。

浅田政志さん

[2]準備|打ち合わせ

打ち合わせをする場合

── 著書の『家族写真は「」である。』で、事前の打ち合わせを大切にしていると書かれていますよね。そのパターンがやっぱり……。

浅田 ベストですね。

打ち合わせができない時に

── 予算やスケジュールの関係で、どうしても事前に打ち合わせができないこともあると思うんですが、そういう時はどうされますか。

浅田 撮影の中心人物に撮影の構想を伝えておきます。当日みなさんが現場に集まったら、もう1回撮影が始まる前に説明します。

「今日はみなさん集まってくれてありがとうございます。この方からお声がけしてもらって来ました写真家の浅田政志です。今回はこういうプロジェクトがあって、今日はみなさんをこんなふうに撮りたいと思ってまして……」って説明して、みなさんにイメージを理解していただいてから撮影に入ります。

[撮影前の事例]道後オンセナートの構想

── この後、道後オンセナート2018の打ち合わせに行かれるんですよね。

浅田 今日、打ち合わせですね。道後オンセナート2018。今年9月にプレオープンするアートプロジェクトにアーティストで呼んでもらっていて。

── 現時点での撮影は、どんな構想なんですか?

浅田 道後温泉の旅館で働かれていたり、近くに住んでいたりする方を撮りたいなと思っていて。

道後のみなさんと、今年は一緒に作品をつくることになります。

道後温泉本館っていう、日本一古い温泉の建物があるんですよ。重要文化財にもなっていて、スタジオジブリ映画『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになったとも言われているところ。そこに100人ぐらい集まってもらって1枚を撮る。

写真1枚に凝縮するパワーが、これまで僕が経験した撮影の中でもかなり大掛かりなものになりそうで、今から興奮しています。

── 浅田さんのでっかい構想を聞いて、「それ、できるの?」って引いてしまう方がいてもおかしくないと思うんです。協力してもらえるように撮影の構想を伝えるのが上手なのかなって思ったんですけど……。

浅田 絵を描いたりもしますよ。これは道後本館。

── うわー、すごい!

撮影イメージ
「道後オンセナート2018」で制作する作品イメージ

浅田 道後本館にぼんぼりをつけて、まわりにはわちゃわちゃひとがいてすごく賑わっている、めでたい写真を撮る。こういう写真、道後の歴史の中で撮ったことがないと思うんですよ。それを撮りたいなって。

[3]現場|演出家になる

セットアップ写真を撮る

浅田 今までの話は、スナップではなくセットアップ写真、つまり演出写真って言われるものです。

何枚も撮って連続的に見せるんじゃなくって、1枚で、その被写体のことが伝わるようなことを凝縮していきたいんですよ。

ポートレートであれば、そのひとのいる風景で、どういう仕事をされているのか、どういう仲間がいるのかを伝えられる写真。

1枚に情報を凝縮させる

浅田家
2015年 浅田家「鳥取県」

── 『浅田家』もそうですが、1枚に情報を詰め込むっていうのが浅田さんの写真なんですね。

浅田 それが僕の(写真の)つくり方、かなぁ。

写真って、見るひとによって受け取り方が全然違うと思うんですよ。結構、曖昧なものだから。

伝えたいことが過剰に入っている方が、伝わるんじゃないかと思うんです。

写真を見たひとが「この写真は、こういうことを伝えたいのかな」とか、逆に「(いろんな情報が入れているので)ツッコミどころが多くてちょっとおもしろかった」とか感じてもらえればいい。

暑いのに、外で日照りの中。ものすごく大変なのにがんばって育てている。だからこそ、おいしい野菜ができるということを伝えたいとします。そうしたら、ただ畑や野菜を撮るだけでそれを表現するのはむずかしい。

農家の方の額に霧を吹きかけて、頭にタオルを巻いたほうが暑く感じませんか? Tシャツの首元も濡らしたほうが、汗をかいてるように見えますよね。

── 演出家なんですね。

浅田 演出します。僕が勝手に演出するだけだと、なんでこんなのやらなきゃいけないんだよ!ってなる。

協力してくれる方々と「こういう表現どうですか?」「いや、こっちのがいいんじゃないですか?」「こんなのもいいと思うんですけど……」って感じでキャッチボールして、みんなが納得したらやっと演出に入っていける。

そこの過程が大事ですね。たぶん、何もコミュニケーションせずに演出できると思うんですよ。こんなんやったらおもしろいぞと。

でも「これは俺たちらしくないぞ」となると、撮られるみなさんの雰囲気も表情もイマイチなんですよ。

自分たちのことを余すことなく表現されているからこそ、みなさんもやる気になる。そのために話し合いが必要だと思います。

浅田政志さん

[4]撮影中の事例|南三陸の後藤さん

── 最近浅田さんがこだわって詰め込んだ1枚って、どんなものがありますか?

浅田 南三陸かな。南三陸町の「食楽 しお彩」って書いて、シオサイと読みます。僕は店主の後藤一美さんを撮影したんですね。

この方は震災後、自分のお店が流されてしまって。

すごく人気のお店だったんですよ。看板メニューはきらきら丼。イクラとか鮭とかがたくさん入ったすごくおいしい丼ぶりで、南三陸町で有名なんです。

いつも長蛇の列ができてたんだけど、震災で店が津波に流されちゃって。

そのあと後藤さんは軽トラックを改造したような車を自分で購入して、揚げ物やお惣菜をつくって仮設の商店街や道路脇で訪問販売するお店を出されたんですよ。

地域のみなさんは本当にびっくりした。鮮魚のきらきら丼をつくっていた方が、家庭的なお惣菜をつくっているから。

仮設住宅だと揚げ物を調理できなかったり、お年寄りの方が一人住まいだと十分な量の料理をつくれなかったりします。

でも、1品ほしいじゃないですか。そういう地元の方のために店の形態を変えたんですね。

で、後藤さんを撮影することになった僕は、いつものように仮設住宅に来ていただいて。撮影しようとしたら、後藤さんが「子どもたちを呼んであげようか」って言ってくれて。

「呼んでくださったら嬉しいです」って伝えたら、いっぱい来た。お母さんと一緒に来てくれる子もいました。

「コロッケ揚げるから一緒に撮影しようよ」って、撮ったのがこの一枚です。

「食楽 しお彩」
2014年「みんなで南三陸 しお彩 後藤一美さんとみんな」

後藤さんはみんなのために、と思ってお仕事をされている。だから地域の方との関係も、子どもから大人まで、信じられないぐらい深いものがあるんですよね。

後藤さんと若い住民のみなさんとの関係性がすごく見えるなぁと感じた撮影でした。

今年(2017年)の3月3日に南三陸町のさんさん商店街が仮設から本設に変わって。しお彩も本設の商店街に新たにお店を構えました。

このひとの笑顔が、姿勢っていうかなぁ……。

男としてすごいなと思って、感動したんですよね。

[5]撮影のポイント

撮影の時間の決め方

── たった1枚でひととなりを表すって、こういうことなんですね。いろんなひとに集まっていただいたりする、現場の柔軟さがあってこそ撮れるものだと思います。撮影時間はどれくらいを見積もっているんですか?

浅田 撮影は少なくとも1時間はかかります、って言うようにしています。

── 撮影のみで1時間ぐらい?

浅田 はい。最初にそう伝えておくのが大事かもね。ふつうは撮影に1時間とか、信じられないくらい長いから。

1時間も撮っていると、撮られている方々は「早く終わんないかなぁ」ってみんな思っちゃう。

── そうするとみんなの表情が。

浅田 元気がなくなってくるんですよ。

最初から「今日はとびっきりの写真を撮る。でも、みんなの最高の笑顔を撮るのはむずかしいから、1時間かかるし、100枚200枚、もっとたくさん撮る。そのつもりで今日は楽しんでください」と断っておきます。

今日は気合が入ってるんで、みなさんぜひお願いしますって感じですね。すると、じゃあ頑張ろうかって思っていただける。

早く終わったら「みなさんのおかげで今日は最高の撮影! すぐ終わっちゃいましたよ」って言えば大丈夫。

やっぱり撮影時間が延びるよりも短いほうが気持ちがいいですからね。

シャッターを切るタイミング

── シャッターを切るタイミングは、心で「いい!」って感じた瞬間ですか?

浅田 写真を撮っている時、結構いっぱいいっぱいかなぁ……。1人でもあんまりよくない顔だったりとか、目をつぶっていたりしたら、その方がかわいそうなので(笑)。

写っているみなさんに、もれなく喜んでもらいたいなと思ってる。

ある意味、その何十人かの大人子どもを、その瞬間を見てなきゃならないんで。だから結構撮ってますね、僕は。

── いっぱい撮る。

浅田 ほんとは3枚ぐらいで決められれば一番かっこいいんですけど、100枚とか200枚撮っています。いっぱい撮ってます。粘ってますよ(笑)。

声のかけ方

── 食楽 しお彩の後藤さんを撮影をした時は、どんなコミュニケーションをしながら撮ったんですか?

浅田 あんまり覚えてないかな。でも、手前にいる緑の服の男の子にしゃべりかけたかもしれない。

「食楽 しお彩」
2014年「みんなで南三陸 しお彩 後藤一美さんとみんな」

── 話しかけている。

浅田 「おいしい?」とか(笑)。

── そういう、普通の会話をしているんですか?

浅田 そうですね。すごくおもしろいことを言って、みんなを盛り上げるセンスはないんですよ。

── そうなんですね!? それは意外でした。

浅田 逆に、話題を振っておもしろいことを言ってもらって、笑って、って感じです。

── まさに巻き込み型ですね。

浅田 「(生え変わりで)前歯がない笑顔がすごくいい!」とかね(笑)。みんな歯を見せて笑ったりする。

どちらかというと、自分が笑わせるんじゃなくて、みんなの中で生まれた笑顔を撮っているんです。

── 無理して笑わせようとしなくていい。

浅田 うん。すっげえおもしろくて、笑いのセンスに長けているひともいると思うんですけど。

── 僕も全く、そういうセンスが皆無で(笑)。

浅田 笑わせようとしなくても、みなさんの笑顔は撮れるんですよね。

浅田政志さん

三脚を据えて撮る

浅田 あとは三脚にカメラをつけて撮ることも多いですね。

── 三脚で。『浅田家』以外もですか?

浅田 しっかり撮る時は『浅田家』以外も結構つけているんです。ファインダーを覗きながらバンバン撮ってると、撮るのに僕の顔が隠れちゃって、撮られる側にしてみたら少し恐く感じちゃう。

「みなさんカメラを覗いててくださいよ」って、顔を見て胸をはって指示しながら演出したほうが、声もよく届くし、リラックスできる。

構図を決めて、撮る瞬間だけファインダーを覗きながらパパパッて撮ることが多いですね。

パソコンやタブレットで共有しながらブラッシュアップ

浅田 デジ(タル一眼レフ)で撮影する時は、パソコンとかタブレットですぐに撮った写真を見せます。今こんな画ですよと。

── 被写体の方に共有するんですね。

浅田 笑顔の加減すらわかんないじゃないですか。撮る僕は見えているけど。

写真を見ると、あんまり笑っているように見えないな、もっとバカ笑いしてるぐらいでやっと笑っているのが伝わるな、って撮られる方がわかるんですよ。

「もうちょっと笑顔いってもいいんじゃないですか?」「たしかに、もっと大袈裟でもいいなぁ」と。

「じゃあラスト、もう1回いきましょうよ!」って再開の声をかけて。「いいじゃないですか、このぐらい笑ったほうがいいですよ」「このぐらいポーズ大きいほうが伝わりますよ」って、被写体の方と息を合わせながら撮影していきます。

[6]浅田さんのこと

目指すは写真の三方良し

── そろそろフライトの時間が迫ってきましたね。

浅田 ですね。今から打ち合わせに行くアートプロジェクトは、ある意味特殊な撮影です。写真家としての裁量が問われます。

オファーがあって、こう撮ってほしいという要望があるわけではないけど、道後温泉はおもしろいねって思ってもらえる場所にしたい。自分が撮らなきゃこうはならなかったよねっていう作品にもしたい。この土地ならではの、道後オンセナートでしかできないものをつくっていきたいなとも思っているし。

つまり写真の三方良しを狙っているんです。被写体よし、撮り手よし、第三者よし。その三つが叶えば最高ですね。

── まず一つ目をクリアしたいです。

浅田 被写体の方に喜んでもらえることだけをやればいい。あとの二つは意外とついてくるものなんです。

被写体の方が喜んでくれさえすれば、自分もやってよかったなぁと思うかもしれない。第三者の評価って、得ようと思っても得られるわけじゃないし。

それは狙って滑ったとしても、被写体の方に喜んでもらえれば、いいんです。それでまず第一段階がクリアできているから。

だから意外と写真って「そのひとに撮ってもらえて良かった」と思ってもらえるように撮ることが、単純だけどすごく大事にしなきゃいけないところだと思うんですよね。

うまく言えないんですけどね、それさえ目指してやっていれば、間違いはないという気がします。

自分の色の出るフィールドに持ってこようとか、別に思わなくていいんですよ。そのひとの喜んでもらえるフィールドに行けばいい。

そのひとが写真を撮られるのが好きじゃなかったら、「あんまりシワを写されたくないんだよね」と本当に思っていらっしゃるなら、ちょっと引いたりとかして(笑)。すごくいい感じ!って思ってもらえれば、それでいいんですよね。

自分を無理やり押し付けないで、自分を柔軟に変えていく。

そうやっていけば、自分らしさが出るんじゃなくて、そのひとらしさっていうのが写真に出てくるんじゃないかと思うんですよね。

浅田政志さん

日本一身近な写真家へ

── 肝に銘じます。

浅田 いえいえ。自分を表現したいから、自分のカラーや撮り方のスタンスをガチガチに固めているように、僕も見られる。

意外と中は、結構柔軟なんですよ。あんまり伝わっていないかもしれないけど。

── 浅田さんが家族に協力を得て『浅田家』を撮られたことも、長年地域の方々の協力を得ながら写真家として活動を続けられる理由もわかったような気がします。

浅田 ほんとに、全国各地いろんなところへ撮影に行きます。地方でも写真好きが集まる場所やワークショップがあるんですよ。そこでトークショーしたり、ワークショップしたり。地方で写真展もします。

写真家だから遠い存在ではまったくないんです。近くにいた時は、ぜひ興味を持って来ていただきたい。撮影の時だったら、あいつだ!って感じで、撮影の様子を楽しんでもらえたら嬉しい。

僕はいつ写真家を引退するかわかんないですけど、引退する時くらいには、日本中で「あいつに撮られたぞ」って自慢してくださる方が多い写真家になりたい(笑)。

日本一身近な写真家を目指して、頑張っています。

お話をうかがったひと

浅田 政志(あさだ まさし)
1979年三重県生まれ。大阪の日本写真映像専門学校在学中に『浅田家』シリーズを撮り始める。2003年に上京、スタジオフォボス勤務を経て、07年に写真家として独立。08年、写真集『浅田家』(赤々舎)を刊行し、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。国内外で個展、グループ展を精力的に開催。著書には『NEW LIFE』(赤々舎刊)、『家族新聞』(幻冬舎刊)、 『八戸レビュウ』(美術出版社刊)、『家族写真は「」である。』(亜紀書房)、『アルバムのチカラ』(赤々舎)などがある。

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