「灯台もと暮らし」編集部のひとりである私は、まだ未婚で子どももいません。ですが、いつか妊娠・出産を経たら、子どもをたすきがけして働きたいという思いがあります。そこで、編集部自身のこれからの暮らしを考える企画【ぼくらの学び】のなかで、家計のためだけではなく意思を持って仕事をしているお母さんたちに、どうすれば「子どもをたすきがけしながら働けるのか」、生の声をうかがいます。
第2回目は紫原明子さん。シングルマザーで、ふたりの子どもたちを育てながらエッセイストとして活躍しており、先日『家族無計画』を出版されました。そのなかでご自身の、波乱万丈という言葉が陳腐に聞こえるような怒涛の結婚、妊娠、出産のエピソードについても、執筆されています。
子育てと仕事を両立するテクニックや制度も大切だけど、実践しているお母さんの生き様を知りたい。そう思って、まずはじめに明子さんを訪ねたのですが、お話をしていると、背筋がピンと伸びる想いと同時に、何か憑き物が落ちたような心地がしたのです。
「何者かにならなければならない」焦りのなかにいた10代と社会人デビューした31歳
── ご自身の生い立ちや、家族のことを書かれているcakesの「家族無計画」という連載が書籍化されましたね。おめでとうございます!
紫原明子(以下、明子) ありがとうございます。
── ふだんは、フリーランスで働かれているのですよね。
明子 はい。ニュースアプリの会社に週に何度か出社する以外は、執筆や取材の仕事をしています。cakesでの連載は、そのひとつです。
── 改めて、なのですが、明子さんが結婚して出産し、今のお仕事を始めるようになるまでを、教えていただいてもよいでしょうか。
明子 前の夫とは、高校生の時にインターネットの掲示板を通して知り合いました。直接会うようになって、18歳の、高校卒業前からすでに同棲していて。それまでは、遊んでいたわけではなく、どちらかというと優等生で、学校と家を往復するだけの子どもだったんですけど。
同棲を始めて、一緒にいるなら結婚しようということになり、19歳のときに妊娠しました。だから、一度も社会人経験をせずに母親になってしまったんですね。仕事をしたことがないから、税金をどこに払いに行けばいいのかとか、社会の仕組みをぜんぜん知らなかったわけです。
── 多感な20代のうちに、妊娠と出産を経験されて、社会に出たいという思いはなかったのでしょうか。
明子 なかったですね。というか、あまりにも周りの世界を知らなさ過ぎて「知らないことによるリスク」がどういうものなのかも、想像できなかった。
明子 ただ……これは世代的なものなのかもしれませんが、私、1982年生まれなんですね。同い年で、早くから大成してるひとがすごく多い世代だったんです。みんなが自己実現をしないといけないような、何者かにならなければならないようなプレッシャーがすごくて。だから私も10代の時は、すごくピリピリしていたし、周りを蹴落すような雰囲気がありました。
そういう焦りの中にいたから、20歳を過ぎた時点で、もう私にはアドバンテージがなくなったなって思ったんです。
── はたちで……早いですね。
明子 お母さんになったから、何者かにならなくちゃっていう意識から少しは解放されたんですけど、社会に出ていないことに対しては、ずっと負い目を感じていました。
ふたりめが生まれて、しばらくして夫と別居するようになり、いよいよヤバいな、と。高卒だし、30過ぎて職歴なしだし、このまま離婚してふつうに就職活動しても働けない。離婚しても今の暮らしを維持していくためには、どうすればいいかを考えはじめました。
ちょうどその頃に、うちでよくホームパーティーを開いていたんですね。お客さんをたくさん招いて、一緒にごはんを食べて。どんどん輪が広がって、本当にいろいろな職種や環境のひとが来てくれるようになり、そのなかのご縁で非営利団体の運営ボランティアをやることになりました。そのあとも、出版社の社長さんから「うちの会社を手伝ってくれないか」と声をかけていただいて、本格的に社会人デビューをして、働くことになったという感じです。それがちょうど、2014年のことですね。
── 働くことを決めたのは、必要に迫られたからでもありますし、一度も社会に出たことがないことに対するコンプレックスを解消するためでもあった、と。
明子 「明子さん、マリー・アントワネットみたい」って言われたこともありました(笑)。それくらい、世間を知らなかったということです。
いざ就職した出版社での仕事が、これまた楽しくて。すっごく忙しかったんですけどね。あっという間に仕事にのめりこんで、1年働き続けていたら、途中でエンジンがショートしちゃって。体調をこわしてしまったんです。その時に、もう一度自分の生活スタイルを見直そうと思って、今のようなフリーランスの働き方を選び、現在に至ります。
── エッセイのなかで、18歳のころに一度だけ、飲食店でアルバイトをされたと書かれていましたよね。その時に、仕事ができなさすぎて苦い経験になったと書いてありました。
明子 たった3ヶ月しか働いていないんですけどね。食器洗いの係だったんですけど「なんて自分は使えない人間なんだろう」と思いましたよ(笑)。
── 仕事をする、働くということに対して、決してポジティブなイメージはなかったと思うのですが、思い切って始めた仕事にそこまで夢中になれたというのは、どういう気持ちの変化があったのでしょうか。
明子 アルバイトの失敗から、仕事ができるひとと自分は何が違うのかを観察するようになりました。母親になるとPTAなどに顔を出すようになりますよね。そうすると必ずひとりやふたり、チャキチャキした場を取り仕切るのがうまい女性がいるんです。彼女たちを見ながら10年くらい、どうしたら彼女たちのように振る舞えるのか、何が足りないのかを考えてきました。
── 足りないものというのは、何だったのでしょうか。
明子 この場に、いま何が求められているかを予測する力ですね。器用に働けるお母さんたちって、与えられた環境の中で、自分がどう立ち回ればいいかをちゃんと把握しているんです。
はじめて就職した会社は少人数だったので、ひとりで何役もこなさなくちゃいけませんでした。自分が動かないと回らないというか。だから、私の長年の反省でつちかってきたシミュレーションを、実践できる絶好のチャンスだったんですよね。
── デキるお母さんたちを見て学んだことを、試してみたということですね。
明子 そう。「自分がこう動いたら、仕事ができるひとになれるかな」って思って(笑)。「あ、私、これもやっていいんだ!」って、どんどん自分ができることを見つけられるようになると楽しくなって走り続けていたら、ちょっとダウンしてしまったという。
── お子様は、息子さんと娘さんのおふたり。
明子 はい、いまは息子が中3で、娘は小5ですね。
── ふたりは明子さんが仕事にのめり込む姿を見ているんですよね。その頃、息子さんと娘さんはどういう様子だったんですか?
明子 顔が暗かったですね。私が帰ってきてもテレビをぼーっと見ているだけだったり、忘れ物が増えたり。というのも、私も仕事で疲れているから、子どもたちの様子に気を配る余裕がなくて、あんまりケアできませんでした。周りから「どうして今、好き好んで働くの?」とか、「子どもがかわいそうじゃない」とか言われたこともありましたねぇ。
── 働き方を変えてからは、息子さんたちの雰囲気は、どうですか?
明子 変わりました。相関があるかはわかりませんが、娘は虫歯にならなくなったって言われました(笑)。
── 知らず知らずのうちに溜まっていた、さびしさのようなものが解消されたのかもしれませんね。
明子 不思議ですよね。
フルタイムで働いていると、子どもたちに「歯磨きちゃんとやった?」とか「今日学校でプリントもらった?」とか声をかける気力がないときがあるんです。しかも、それを聞いてあげるのにも、さらに気力がいる。
今は、働く時間も臨機応変だから子どもたちの細やかなことにも気づけるようになったので、よかったなと思っています。
子どもが人生の主役になって生きやすくなった
── 明子さんから見て、ふたりはどんなお子さんなのでしょうか。
明子 ふたりとも、タイプがぜんぜん違いますね。娘はひとつのことを、ずーっと掘り下げていく研究者気質で、息子は、広く浅く、いろんなことに興味がある感じ。
── 出産したことで明子さんご自身のなかで、変わった価値観や考え方というのはありますか。
明子 そうですねぇ、たくさんありますが……子どもが産まれてからは、自分が主役にならない人生を生きるようになって、すごく楽になりました。10代までは、どうやったら自分が主役になれるかを考えてきたけれど、子どもができて、「自我は捨てられないけど、この子が主役でもいいんだ」って思うようになりました。
── じゃあ主役にならない人生であっても、フラストレーションみたいなものはないんですか?
明子 何者かにならないといけないことに対しては、ないですね。それから、私自身のことで変わったことというと、専業主婦だった頃に比べると貢献感がぜんぜん違うなぁって感じます。
── 貢献感。
明子 ちょっとでも社会に貢献しているとか、自分のやったことが誰かに評価されたと感じることで、焦りや自己評価を低くするのを防いでくれるみたいなんですよね。
だから、誰もがなんらかの形で貢献感を持ったほうが、生きやすくなるなと思っていて。子どもを育てるのは社会に影響を与えていると分かりやすいし、貢献感を感じられますね。
── 仕事も貢献感をやしなう、ひとつの手ですよね。
明子 もちろん、そうです。子どもがいないひとも社会に貢献できている仕組みは、本当はもうできあがっているんですけどね。実感しづらいなとは思います。
子どもがいないひとだって、直接子どもと触れ合わなくても、税金とか違う方法で子どもたちを育てることに貢献しているし。親のみならず、みんなが子どもを育てることに貢献感を感じられる社会だといいなぁって思います。
「お母さん力」と「寛容さ」が求められる時代
── 実感が持てない社会だからこそ、子育てのしづらさとか、お母さんの肩身の狭さをつくってしまっているような気がします……。
明子 子どもを産んだ女性が仕事をすることに対して、ちょっと理解が足りていないんじゃないの、と思うことはありますね。それぞれの事情や信念を持って仕事をしようとするお母さんに対して、「子どもが小さいうちから働くのが悪い」とか、「保育園に入れて働こうとするのが悪い」という意見もあって……。
── 理解が足りていないのというのは、男女ともに、でしょうか。
明子 そうですね。お母さんのなかでも、働いているひととそうでないひとで考えが分断されちゃうこともあります。仕事をしているひとは「私は社会の中で居場所があるわ」というプライドがあるし、専業主婦のひとは「私は子どもを100%ケアできるのよ」という気持ちがある。
私は、みんな自分の好きなように生きたらいいと思うんですよ(笑)。自分と同じ環境じゃないと気がすまないひととか、周りのことばかりが気になるひとが多くて、自分と違う生き方に対する寛容さが足りていないような気がしますね。
── 周りの生き方が気になってしまうのは、うらやましいとか、嫉妬のような感情のせいなのでしょうか。
明子 それもあるとは思います。でも基本的には、お母さんって、おおらかなひとが多いなぁというのが、私の印象です。
── どうしてそう感じますか?
明子 私にとってもお母さんのような、頼れるママ友が何人かいるからですかね(笑)。出産したのが19歳の頃だったので、都内のママ友は大体私より年上なんです。なかには一回り以上年上の方もいて、そういうママ友たちの中にいると、とてもかわいがってもらえます。私にとっては、初めて心を許せる友達ができたっていうくらい安心感があって、仕事ですっごい疲れたら、ママ友に連絡したくなるくらい(笑)。
── へぇー!
明子 一番初めに就職した会社では、その“みんなのお母さん”ポジションは、私の役割だったと思います。周りは20代前半の男の子とか若い子が多かったので。
その頃のことを考えると、たぶんお母さん的な役割って、社会ではすごく必要とされている存在なんですよね。
── うんうんうん。
明子 「お母さん力」って言ったらいいのかな……母親同士や大人同士のコミュニティでうまくやっているお母さんたちのコミュ力って、すごく高くって。場を和ませる力というか、ギスギスした空気を変えてくれる力がある。そういう力こそ、社会のなかにあれば、もっといろんな生き方に対して寛容な雰囲気がつくれるんじゃないかなと思いますね。
── 「お母さん力」が、クッションのような役割をしてくれるということですね。
明子 そうそう。ただ、ずっとママ友コミュニティという限られた属性の人たちの中にいると、スキルを活かしようがないのでそれはもったいない気がします。お母さんである自分で、少しだけ外の世界に一歩足を踏み出していると、絶対貴重な存在になれると思います。
── 母親はこうでなきゃいけない、家にいてつきっきりで子どもの世話をしなければならない、というイメージがいまだ払拭できないのは、どうしてなのでしょうか。
明子 父親と母親がそろっていること前提で、それぞれの役割分担がされていますよね。でもそれって自分の両親を見ていたからだと思います。たぶん今はちょうど転換期で、これからは自分の親と違ったことをしないといけないし、したいひとが出てくると思うんですよね。
── これからは「母はこうであるべき」というイメージが、ゆっくり変わっていくのでしょうか。
明子 そうですね。子どもが産まれたら、父親とか母親とか関係なく、子どもを育てるためには、あらゆることをしないといけないわけで。仕事と同じで、子育てだって男女関係なく主体性があれば、どうやって動けばいいか見えてくると思うんです。とは言っても難しいですよねぇ……おっぱい問題もあるから。
── おっぱい問題?
明子 授乳しないと寝つけない子がいるんです。うちの子もそうでした。寝かしつけができるかどうかで、育児に対する主導権をにぎれるかどうかが決まる気もします。そして授乳ができるのは女性だから、その主導権を簡単に握れちゃうんですよね。
── 授乳はできないけど、ほかにできることに対してもっと主体性が生まれると、変わるかもしれません。
明子 自分も子育ての最前線に立っているという気持ちを、持てばいいのかもしれませんね。今、自分の子に何が必要なのかを、自分で見て知ることが大事で。オムツの場所を奥さんに聞くんじゃなくて、当然知っておくとか。夫婦であっても同じことができるのが理想なのかな。
ネタになることを笑い飛ばして生きていこう
── 「子どもをたすきがけしながら働けるのか」というのが、私の問いで、明子さんは実際に子育てしながら働かれているお母さんですが、つらくなったり、息苦しくなったりはしないですか。
明子 子育ては大変ではあるけど、大変だよっていうことばかり言いたくなくって。ネットでは、マタニティマークをつけていたら暴行されたとか、子どもの鳴き声が騒音問題になったとか、そういう情報ばかり広がりがちだけど、実際は、そんな世紀末みたいな世の中じゃないって信じています。世の中は、意外とやさしいですよ、きっと。
── そうですよね。私も、満員電車で泣く赤ちゃんの声を聞くと正直イラッとすることもあるんです。でも、よく考えたらあんな小さい体で、大きな大人に囲まれてこわいのは赤ちゃんのほうだし、満員電車なら暑いしムシムシするし、そりゃ泣きたくもなるよな、と思い直すこともあって……。
明子 ウーマンエキサイトさんと行っている「WEラブ赤ちゃん」プロジェクトも、そういうお母さんと周りのひとたちとの信頼関係を暗黙のうちに築けたらいいなと思って、始めたんです。
それから……「家族無計画」のなかにも書いたんですが、いろんなことに対して(仮)くらいのスタンスのほうが、きっと苦労も減ると思うんですよね。
── かっこ仮、ですか。
明子 就職や結婚も、「絶対ね」と約束して完全に根を張ると、何かあったときに動けないんじゃないかって、不安になってしまうんです。だから、私も賃貸で暮らしているし、週3日だけ出社して、あとはフリーという働き方をしています。
何がお母さんたちにとってネックかって、子どもが産まれてもライフスタイルを変えられないことだと思います。でも、子どもが産まれたら、その暮らしにマッチした働き方を選べると、もっといいと思うんですけどねぇ。
── ああー。「灯台もと暮らし」の取材をしていると、地域に根を張って暮らしてる方々の取材をすることが、すごく多いんです。しかも、会う方みんなすてきだし、幸せそうだから、根を張る暮らしが幸せの条件なのかなって、ちょっと思っていたんです。でも……、私にはその生き方が、もしかしたら性に合っていないのかもしれない、とも感じていて。
明子 分かります。
── 子どもができれば感覚も変わるかもしれないんですけど、明子さんも、根を張ることに対する不安があるって聞いて、肯定された気持ちになって、うれしくなりました。
明子 女性でも仮の暮らしってできると、私は思うんですよね。もちろんそのためには、お金を稼がなければなりませんが、その能力さえあれば、働きながら定住しない(仮)の暮らしもできるんじゃないかなぁ。子どもたちだって、いずれうちを出ていくわけだから、ある意味我が家に仮暮らししているわけです。
── たしかにそうですね(笑)。
明子 私、もともと終わりがないプロジェクトって苦手なんです。終わりや目標があるから、そこへ向かってがんばれる。子育ても同じです。子どもたちは、いつか離れていっちゃうから子どもがいるのも今だけだと思うと、その間にできることをしたいと思えます。
── 明子さんが、ふたりの子どもたちが家にいるうちに、母親として示しておきたいことというのはありますか。
明子 そうだなぁ。これ!という強いものはありませんが……誰かに笑ってもらったり、芸をやったりしてなんぼって、家族全員思っていますね。だからギャグが多い(笑)。
── いかにネタになるか、ということでしょうか。
明子 「ママのせいで私たちは苦労した」って思って生きると、被害者意識ってなかなか心から抜けないと思います。それよりも、現状を100%楽しむようなやり方を、日常の中で教えた方がいいなって。
たとえば息子は、幼稚園の頃から運動会のかけっこで、よういどん!ってスタートしたとたん、スキップするような子だったんですよ。
── へぇー!
明子 娘も文章を書くことがすごく好きで、編集者を目指しているんです。織田信長好きの歴女でもあって、信長の乳母の名前まで知ってます。そういう話を私がエッセイで書くことは許されているんです。でも、ただの世間話のネタにすると、すごく怒るんですよ。「お金にならないのにネタにしないで」って(笑)。
── すごく、すてきな家族ですね。
明子 家族の会話でも、誰が場を沸かせられるか、結構張り合っている感じ(笑)。子どもに救われることは、たくさんありますよ。
状況は、ひとそれぞれ違うから、一概にみんなが子育てしながら働ける!というわけではないとは思います。自分の手元にある材料で、料理するしかできないんですよね。でも、自分次第で、いくらでもおいしくできると思います。
お話をうかがったひと
紫原 明子(しはら あきこ)
エッセイスト。1982年、福岡県生まれ。高校卒業後、音楽学校在学中に起業家の家入一真氏と結婚。後に離婚し、現在は14歳と10歳のシングルマザー。個人ブログ「手の中で膨らむ」が話題となり執筆活動を本格化。cakes、SOLO、WEB DRESSなどで連載中。フリーランスで企業とユーザーのコミュニケーション支援、ウェブメディアのコンサルティング業務等にも従事。その他に「ウーマンエキサイト」にて「WEラブ赤ちゃん」プロジェクト発案など。『家族無計画』が初の著作。Twitter:@akitect