どんな場所でも、住めば都。けれど、まずは町の雰囲気、自分の生活スタイルに合った場所に腰を据えて暮らしたいものです。実際に西荻窪で暮らすとなると、どんな場所に住むことができるのでしょうか。
西荻らしい物件ってなんだろう。この場の雰囲気に、どっぷり浸かれる味のある家ってなんだろう。
西荻の不動産屋さん「㈱東京トラスト」ご協力で、西荻の都探しに出かけます。
※実際に空室があるわけではなく、住むならどういう物件があるかご紹介しています。詳細は㈱東京トラストへお問い合わせを!
レトロかわいい西荻の町に馴染む「坂巻フラッツ」
まずはじめは、駅から徒歩1,2分という近さの通称「坂巻フラッツ」。大家さんがアクティブなご姉妹で、マンションの隣に住んでいらっしゃいます。
「坂巻フラッツ」の魅力は駅チカということに加えて、そのレトロっぷり。建具に柄付きのすりガラスを使っていたり、最近あまり見ないような格子状の建具がはめてあったりします。
見過ごす人がほとんどかと思われる細部に一昔前の装飾が残り、流行りも廃りも関係ないマイペースなたたずまいが、なんだかかわいらしく見えてくるのです。
一番上の部屋のバルコニーは、テーブルセットが置けるくらい広く、日当たりが良いのも嬉しい物件です。マンションですから作りはしっかりしていますが築年数は古いため、立地を考えると85,000円という安さ。けれどその分長く入っている馴染みの店が多く、マンションの1階に入っているバー「BOY ON A DOLPHIN」や、ラーメン屋「コタン」は西荻を超えて人気を集める老舗のラーメン屋です。
帰り際、名店の味に舌鼓を打つ、なんて寄り道にしては贅沢なひと時ではありませんか。
内装は2Kですが、もともと和室だった部屋をリフォームしていて綺麗だと言います。また、お手洗いや水回りも新装してあります。住むとなると水回りの清潔さは重要。少しくらい見た目が時を感じさせるとしても、トイレがきれいであるかどうかは家の快適さを左右するのではないでしょうか。
ところどころ「あれ?」と思う古さもある「坂巻フラッツ」ですが、小さいことは気にしない方は楽しく住めそうです。
一人でも、誰かとも広々住める「善福寺ゴールデンハイツ」
西荻窪の駅から北上すると青梅街道という幹線道路とぶつかります。その道路沿いの、歩道橋近くに建つ褐色の「善福寺ゴールデンハイツ」。見た目は普通のマンションですが、中に入ると下宿という言葉がピッタリきそうな内装と雰囲気です。
フローリングの床がリビング、そこを通って畳の部屋とフローリングの個室が1つずつあり、どちらにも押入れのような収納があります。どちらも広々使えそうです。各部屋は6畳と4畳で広さに違いはありますが、収納のおかげでそこまで狭く感じません。
一人暮らしというよりは、誰かと一緒に住むのがちょうど良さそうな規模です。
その2つの部屋をつなぐリビングの横に、謎の空きスペースが。
L字型の壁にはめ込まれた窓の前には2畳ほどの空間があります。赤いふすまで仕切られた、この場をどう使うかで住まう人のセンスが問われるようです。
アームチェアを置いて日向ぼっこスペースにするのか、植物を置いて緑を楽しむのか。こうした「なぜこんなことになったの?」という間取りを、工夫次第で楽しんでみましょう。
お風呂の扉が、ドアノブだというお部屋も最近はそんなに多くはないのではないでしょうか。台所のタイル張りもいい味を出しています。お風呂場を含めたすべての部屋に大きな窓があり、日当たりと風通しの良いお部屋です。
帰り際のエレベーターもどことなくレトロ。内装は木版が貼ってあり、点検はしてあるのでしょうが、ちょっとでも激しい動きをするとすぐに止まってしまいそう。
西荻窪駅から少し遠く、徒歩20分ほどかかりますが、誰かと一緒に住むなら、広さも値段もちょうどいい場所です。ネックなのは青梅街道沿いなので、夜でも車の通りが多いことくらいでしょうか。しかし、窓の多さは十分ですから、晴れの日はずっと部屋にいてもこもった雰囲気にならずにすみそうです。
女性専用、風呂なし物件「若竹」
次は、女性専用の木造アパート。女性専用と言うからには、さぞかしキラキラした物件なんだろうなと思い、到着したのがこちら。
正直、パッと見た感じ華やかな感じもしませんし、ピカピカの清潔なアパートという印象も受けません。女性専用と言われて、「え?」と一拍置いてしまいそうになります。
しかい、こちらは正真正銘の女子専用アパートの「若竹」です。
更に、なんとここには最近までお風呂がありませんでした。最近、シャワールームが設置されたようですが、そもそも風呂無し物件なんて毎日のボディケアを欠かせない女子には言語道断!……と思いきや、「若竹」に住むと近所の銭湯のフリーパスがついてくるのです。
「秀の湯」は昔から近所の人々に愛されてきた銭湯。最近看板を青くしたそうですが、もともと筆文字の厳しい赤い看板を掲げていたそうです。かつて「秀の湯」に通っていた著名人も多いようで、わざわざこの銭湯目当てに西荻窪へ訪れるほどの根強いファンを持っています。
「若竹」は「秀の湯」を運営するオーナーさんが管理しているアパートでもあります。だからこそ、住人にはゆっくりお風呂に浸かってもらいたいというオーナーの心意気の表れでしょうか。
繰り返しますが「若竹」は、女性専用物件です。だから、セキュリティだってしっかりしないと!ということで玄関はこんな感じ。
洗濯機を持ち込む人は外に設置しなければなりませんが「秀の湯」にも物件の1階にもコインランドリーがあります。
小奇麗だけが女性らしさじゃない。そんなメッセージと、目には見えぬ力強さを感じさせる物件です。
西荻に住んでみない?
西荻窪には、新しいマンションやアパートもたくさん立ち並んでいます。駅前は個人商店が、住まいの1階や2階に入っている雑居ビルのような建物もいくつかあります。
また、㈱東京トラストさんでは、こうしたひとクセある風呂無し物件から、贅沢に暮らせる高級物件まで幅広い数の家を探すことでができます。ラインナップの中には各戸に暖炉があり、薪は敷地内の薪小屋から自由に使用できるこだわりの高級マンションまであるそうです。
こうした振り幅の大きさが、西荻窪というひとつのエリアで展開されているのが、暮らしていて飽きない秘密かもしれません。
さて、これからどこに住みましょう。自分だけのお城が、この町のどこかで見つけてもらうのを今や遅しと待っています。
この物件を扱っているお店の情報
東京トラスト
住所:東京都杉並区西荻北2-3-9 Ken’s西荻北ビル3F
電話番号:03-3399-2103
最寄駅:JR中央総武線「西荻窪駅」北口徒歩1分
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水曜日
公式ページ:株式会社東京トラスト
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